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2005年12月20日

W-ZERO3をオトクに使える「ネット25」のコツ

wzero3.jpg
 先週2回に渡って掲載させていただいたW-ZERO3のレポート。初回予約時や発売日にはサーバーダウンや行列が話題になるほどの注目ぶりですが、ここ最近では入荷の情報もちらほらと聞こえてくるようで、少しずつ手元に届いているころでしょうか。

 端末を購入したら、次に考えなければいけないのは料金プラン。通常であれば「音声定額プラン」の月額2,900円と、「データ定額」の上限3,800円で合計6,700円というプランが無難かもしれません。ただ、やじうまWatchで以前ご紹介したブログにもあった通り、ウィルコムの「ネット25」というプランを使うと、月の費用がかなり抑えられます。

 ネット25とは、25時間以内は定額、それ以上は従量課金という準定額プラン。一見するとデータ通信だけしか利用できないように見えますが、実際には音声通話も利用できます。しかも近距離であれば音声定額プランよりも通話料金が安い。また、最大128kbpsの4xパケット通信にも対応しているため、W-ZERO3の通信速度もフルに活かせます。無線LANも標準搭載しており、PHS通信はそれほど頻繁には使わない人にはオススメのプランでしょう。


固定電話への通話料金

同一区域内隣接~30km60kmまで100kmまで160kmまで160km超
ネット2570秒※60秒45秒36秒26秒20秒
ウィルコム定額プラン30秒
※IP電話は全国一律で70秒


携帯電話への通話料金

ネット25
(24秒10.5円)
24秒48秒72秒96秒120秒
10.5円21円31.5円42円52.5円
ウィルコム定額プラン
(30秒13.125円)
30秒60秒90秒120秒
13.125円26.25円39.375円52.5円
※3分では通話料金が同額に


 ただしこのプラン、幾度ものウィルコムの料金プラン変更を乗り越えた関係で少々ややこしい仕組みになっており、データ通信で使う時には意識しなかった部分が問題になってきます。

詳しくは下記テーブルを参照いただくと早いですが、ネット25は、ウィルコムメールの利用や公式サイトアクセスに必要な「CLUB AIR-EDGE」への接続料金が無料範囲内に含まれません。このため、公式アプリのダウンロードや「pdx.ne.jp」ドメインのウィルコムメール送受信には別途パケット料金が発生してしまいます。

代表的なデータ通信プランとの比較

コース名定額対象
通信方式CLUB AIR-EDGE
つなぎ放題定額1x(32kbps)定額範囲内
パケコミネット20万パケットまで定額1x(32kbps)
4x(128kbps)
定額範囲内
ネット2525時間まで定額4x(128kbps)
フレックスチェンジ
定額に含まず


 メールに関しては、月額525円のオプション「メール放題」を付けることで定額になりますが、気を付けたいのはW-ZERO3の場合、メール送受信後に回線が自動切断されないこと。メール送受信した後にそのままWebサイトを表示すると、その分のパケット料金は別途徴収されてしまいます。メール送受信後はこまめに回線を切る癖を付けるといいでしょう。

 ウィルコムメールとウィルコム以外のISPメールを併用している場合、PHS回線の切り替えも結構手間ですが、これはOutlookの設定で接続先を割り当てられます。「設定」の「接続」アイコンから、画面下部の「詳細設定」タブを選択、「ネットワークの選択」で接続先を作成した後、今度はメールアカウントのオプション画面にある「自動接続」の項目で、先ほど作った接続先を割り当てれば設定は完了。あとはアカウントごと「送受信」を選択すれば、設定した回線を使ってメールを送受信してくれます。

wzero3ss1.jpgwzero3ss2.jpg
CLUB AIR-EDGEとISP接続で接続設定をわけておくのがポイントメールのオプションで接続先を設定しておく


 ネット25は年契約をすれば1年目から4,819円、ISPとのブロードバンドセット割引「A&B割」を適用すれば3,969円で、メール放題の525円を含めてもかなり安く、前述したブログのように「マルチパック」適用で2台持ちという方法も使えます。うまく使うには設定がいろいろと必要ですが、使い方次第でかなりオトクに使いこなせる料金プランです。

投稿者 甲斐祐樹 : 20:57 | トラックバック

gooラボ「次世代型ブログ検索実験」で感想を探してみる

 gooラボで19日より公開された次世代型ブログ検索実験サービスを使ってみました。サービスの内容はこちらの記事をご参照ください。

 いや、こういうサービス、欲しかったんですよ。個人的に欲しかったのが4種類のフィルターのうち「感想」。どういう風に使うかというと、たとえば、「イープラス」というチケット販売サイトでは、「得チケ」というコーナーがある。ぶっちゃけ売れ残ったチケットを割引販売しているわけですね。中には半額というお得なものも。

 公演日まで日にちが十分あれば割引はしないわけで、「得チケ」に掲載されているチケットは、すでに公演期間に入っている場合が多いです。つまり、すでに見た人がたくさんいるはず。中には感想をブログに書いている人もいるはず。

 というわけで、すでに始まっていて残券がある公演が面白いかどうか、あるいは自分の趣味に合いそうかどうか、参考にするのに「感想」フィルターは使えそうだな! と思った次第です。前置き説明長くて申し訳ありません。ネタバレ注意ではありますが、観る映画を選ぶのにも使えそうです。

 本日のイベントレポート記事にもある通り、「感想」フィルターは今後もっと精度を高めていくとのことです。でも、お芝居の評判などを知るのに現在公演中でチケット販売中の「エビ大王」、「ジキル&ハイド」、「大吉夢家族(得チケでただいま半額)」などを検索してみたところ、現時点でもかなり参考になるなあという印象を持ちました。

 もちろん、「W-ZERO3」などの機種名でも感想を拾うことができます。もっとも、W-ZERO3の場合は感想より「買えない!」という悲鳴の方が多いような気がしましたが。

 というわけで、コレの感想を知りたい! という時には、gooラボの「次世代型ブログ検索実験」、使ってみる価値はあるのではないかと思います。使い方も超簡単ですし、おすすめです。

投稿者 工藤ひろえ : 20:35 | トラックバック

2005年12月13日

アウディAGが「アウディR10」の発表会をインターネットライブ配信

audi.jpg 独アウディAGが新型レースカー「アウディR10」の発表会の模様を12月13日20時(日本時間)よりライブ中継する模様です。

 アウディR10は、アウディR8の後継車にあたるレースカー。アウディR8は、3.6リッターV8エンジンとツインターボを搭載し、エンジン、トランスミッション、リアサスペンションがモジュール構造であるといった特徴を持つレースカーで、1999年のデビューから6年間で77レースに参戦、ルマン24時間レースでの5回の優勝を含む61勝を記録したマシンです。アウディR10についてアウディAGは「新しいテクノロジーと数々の革新的なディティールにおいて、R10はこれまでアウディスポーツが実現してきたプロジェクトの中で最も挑戦的なものである」としています。

 アウディR10の発表会は12月13日にパリの中心で行なわれ、アウディAGはこの模様をインターネット上でライブ配信する予定です。だだし、配信はアウディ ジャパンのWebサイトではなく、アウディAGのWebサイト、および特集サイトにて配信される予定。使用プレーヤーはWindowsMedia Player 9以上で、配信帯域は未定ですが50kbps以上の通信速度を推奨しています。

 そう言えば、アウディR8は自分が尊敬して止まないドライバーのひとり、ミケーレ・アルボレートが最後にドライブしたマシンでしたね。


ニュースリリース(アウディ ジャパン)
http://www.audi.co.jp/information/news/pr_05_068.html
アウディAG(英語)
http://www.audi.com/
アウディR10(独語)
http://www.audi.de/r10/

投稿者 大久保有規彦 : 15:23 | トラックバック

2005年12月01日

livedoor Wireless正式サービス速攻レポート!

 2度の延期を経て、livedoor Wirelessが本日やっと正式サービスにこぎ着けました。

ライブドア、公衆無線LAN「livedoor Wireless」正式サービスを開始
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/12031.html

 先日もこのブログでお伝えしたように、弊社オフィス周辺にもlivedoor Wirelessのアクセスポイントが設置されており、正式サービス開始とともにさっそくサービスを使ってみました。

 といっても、試験サービスと正式サービスでは料金やアクセスポイントの数が違うくらいで、利用方法などはほとんど変わりません。試験サービスの時点でレポートを掲載していることもあり、今回は付近のアクセスポイントでひとまず速度を計測してみました。

回数1回目2回目3回目4回目5回目
上り16.24Mbps16.17Mbps15.38Mbps17.15Mbps16.05Mbps
下り5.16Mbps12.41Mbps16.11Mbps8.38Mbps8.08Mbps
回数6回目7回目8回目9回目10回目
上り15.23Mbps13.31Mbps 15.77Mbps13.59Mbps13.31Mbps
下り8.51Mbps7.12Mbps9.32Mbps10.13Mbps11.57Mbps

 試験サービスの時とは場所も時期も違うので一概に比較はできませんが、以前の計測よりもだいぶスピードが向上しています。ただ、上りに比べて下りのスピードにブレがあるのは相変わらずで、今回の計測値だけでも下が5Mbps、上が16Mbpsと10Mbps程度の幅がありました。まだまだ現状では下りのほうが使い道は多いので、下り速度の安定化にも期待したいところ。

  livedoor Wirelessの特徴といえば、なんといってもアクセスポイントの密集度。ちょうど先日、インプレスグループ社屋の回りにアクセスポイントが設置されたので、簡単に移動しながらの無線LANローミングを実験してみました。

やり方は、ちょうど数日前に公開されたPSPの新機能「RSSチャンネル」を使った音声ストリーミング。この機能はいわゆるPodcasting対応リーダーなのですが、コンテンツをダウンロードせずにそのままストリーミング再生する形式なので、1つのアクセスポイントでRSSチャンネルを起動、もう1つのアクセスポイントまで徒歩移動してみました。

rsschannel.jpg
バッファ中になるものの連続再生は可能

 アクセスポイントのちょうど中間地点では、RSSチャネルの表示が「バッファ中」となって聞こえなくなったものの、もう1つのアクセスポイントエリアに到着し、音声ファイルを聞き直してみると、一度止まったところからちゃんと再生されました。無線LANを利用する機器やソフトでローミングに対応している必要はありますが、エリアが充実されれば、徒歩程度の移動速度であれば面白い使い方ができそうです。

投稿者 甲斐祐樹 : 22:52 | トラックバック