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2006年03月29日

“GyaO化”したBIGLOBEストリームとGyaO会員数の秘密

 BIGLOBE分社化という話題に隠れがちですが、分社化発表と同日の3月28日には、BIGLOBEストリームのリニューアルベータが公開されました。現在はベータ版専用のURLが用意されていますが、4月1日には現在のBIGLOBEストリームがリニューアル版へ移行する予定です。

BIGLOBEストリーム、リニューアルサービスのベータ版を公開
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/13346.html


 新旧両方のBIGLOBEストリームを比べてみると、旧デザインは少々ゴチャゴチャした印象があったのに対して、新デザインは白基調のすっきりしたデザインが採用されました。また、「ニュース」「映画」「ドラマ」などのカテゴリ分類は、急速な勢いでユーザーを集めているGyaOを彷彿とさせます。

旧デザイン新デザイン

 さらにGyaOらしさを感じさせるのは利用登録システムの導入。動画を視聴する際には、性別や年代、都道府県といった情報の入力が必要になります。メールアドレス入力の必要があるかないか、という違いはあれど、このシステムはまさしくGyaOそのものですね。

 ちなみにGyaO、BIGLOBEストリームともに、この利用登録はCookieをベースにしています。そのため複数のPCで利用する際はPCの数だけ登録が必要になりますし、Cookieをリセットした場合も再度入力が必要。800万会員突破をうたうGyaOですが、実際にはCookieによるユーザー登録の回数といったほうが正しいでしょう。

 とはいえ、メールアドレスやパスワードが必要な会員登録に比べて、Cookieで最低限の情報を入力するだけなら非常に手軽ですし、パスワードを忘れたといって悩むこともありません。最低限の情報ながら動画を視聴する性別や年代がわかりますから、ターゲットを絞った動画広告の展開も可能です。登録回数とはいえ800万という数を集めて急速に伸びているGyaOの前例があるだけに、今後も動画配信サービスはこのスタイルが増えてくるかもしれません。

投稿者 甲斐祐樹 : 2006年03月29日 20:30

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