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2006年04月19日

備えあれば憂いなし。公衆無線LANをオトクに使う秘訣

 以前にもこのブログで公衆無線LANサービスの契約プランについて書きましたが、あれからサービスの終了や統廃合、新サービスの登場など公衆無線LANの状況が大きく変化しています。W-ZERO3やUMPCなど、無線LAN搭載モバイル機器も少しずつ盛り上がりを見せている中で、改めてオトクに使える公衆無線LANの契約方法をご紹介してみたいと思います。

 前回の掲載はほぼ1年前の2005年6月ですが、今では無線LAN倶楽部のサービス終了、モバイルポイントとYahoo! BBモバイルが統合したBBモバイルポイントといった統廃合に加え、livedoor Wirelessという新サービスも登場しました。


NTTグループ内の公衆無線LAN基地局が統合。無線LAN倶楽部はサービス終了
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/10310.html

第166回:Yahoo! BBモバイルとモバイルポイントの統合サービス開始
「BBモバイルポイント」を実際に利用してみる(イニシャルB)
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/shimizu/11273.html

ライブドア、公衆無線LAN「livedoor Wireless」正式サービスを開始
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/12031.html


 前回は1分8.4円でHOTSPOTとBBモバイルポイントを使える@niftyのIDと無線LAN倶楽部のライトプランをオススメしましたが、今回のオススメはSo-netの「公衆無線LANデイリープラン」。対応サービスは@niftyと同じくHOTSPOTとBBモバイルポイントですが、こちらは分単位ではなく1日350円で利用できます。時間を気にせず使いたいという人や、1時間以上は使うという人であればSo-netが割安。月額基本料金は無料ですが事前の会員登録が必要ですので、あらかじめ準備しておきましょう。

 無線LAN倶楽部の終了によってローミング事業者が存在しなくなったMzone。最近はエリア拡充にも力を入れているだけに、いざというときに備えてアカウントは欲しいところです。こちらも月額基本料金は無料で1日525円の日額プランがあるので事前に申し込みましょう。ただし、NTTドコモのユーザーでない場合などは書類での申し込みとなり、時間がかかる点に注意。

 エリアを着実に増やしているlivedoor Wirelessですが、屋外中心のために使う場面が限られる点が課題。また、ユーザーでなくてもlivedoorのアクセスポイントからその場で加入できるので使いたい時に申し込むのがいいでしょう。

 大手ではNTT東西のフレッツ・スポットもありますが、NTT東日本に関してはNTTグループでのアクセスポイント設備共有により、同じ場所でMzoneやHOTSPOTでも使えるケースが多々あります。一方NTT西日本は積極的にエリアを展開していますので、西日本のユーザーはフレッツ・スポットが一番便利かもしれません。

 携帯電話やPHSを契約していると割安となる場合もあります。Mzoneの場合、NTTドコモに契約していれば月額1,050円でMzoneが使い放題になり、通常プランより500円ほど安価です。また、ウィルコムが6月から開始する公衆無線LANオプションでは、プランによっては無料もしくは月額700円でHOTSPOTが使い放題になるだけでなく、6月末までの試験サービス期間中はW-ZERO3購入者やデータ通信サービスの上位プランは試験サービスとして無料になります。

普段はなかなか使わなくても、いざというときにあると便利なのが公衆無線LANサービス。特にノートPCを持ち歩く機会のあるユーザーはIDだけでも持っておくと便利です。

投稿者 甲斐祐樹 : 2006年04月19日 21:01

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