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2006年10月05日

W-ZERO3でも使えたナップスター。「着うたフル」もどきもOK

 日本初の定額制音楽配信サービス「ナップスター」がついに10月3日22時、ついにスタートしました。

ナップスターが定額制音楽配信スタート。料金は月額1,280円から
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/15638.html

定額制の音楽配信サービス「ナップスター」速攻レポート
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/special/15659.html

2週間のフリートライアルチケット
 レビューでも触れましたが、定額制の面白さは体験してみないとわかりません。専用アプリケーションから登録できる7日間の無料トライアルはクレジットカード登録が必要ですが、今週幕張で開催中の「CEATEC JAPAN 2006」や、期間限定でタワーレコード店舗で配布されている2週間のフリートライアルチケットはクレジットカードの登録も必要ありません。興味のある人はお近くのタワーレコードを覗いてみることをお薦めします。

 対応プレーヤーはナップスターのWebサイトで認定製品が紹介されていますが、Windows Media DRMに対応していれば定額制サービスは使えるので、公式サポートこそ無いですが認定製品以外のプレーヤーでも使えます。WM DRMに対応した製品をお持ちの方は、無料のサービス期間を使って試してみるのもいいでしょう。

 Windows Media DRM 10と言えば、さりげなく対応しているのがウィルコムの「W-ZERO3」。以前の記事でDRM 10の楽曲を転送してみたところ、転送自体は成功するものの、楽曲のスペックが高すぎて再生できないという結果になりました。

 なお、W-ZERO3のWMPはWindows Media DRM 10に対応しているため、24/16bitでlossless形式のWMAも転送が可能。ただし、WーZERO3のハードウェアが対応していないためにエラー表示が出て再生はできないので、あまり使い道はなさそうだ。

ウィルコム「W-ZERO3」のブロードバンド機能を検証(前編)
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/special/12203.html

 それでは果たしてナップスターはW-ZERO3で使えるのか!? と思って試してみたところ、難なく成功しました。アーティスト名やアルバム名はナップスター側で「不明」と表示されますが、W-ZERO3ではきちんと表示できています。

ナップスターアプリではW-ZERO3へ転送したアーティスト名などが「不明」と表示

 1つ注意しておきたいのは、W-ZERO3本体と本体内のminiSDは別の保存領域として認識されること。通常、ナップスターでは画面の右下へ楽曲をドラッグ&ドロップして転送しますが、W-ZERO3の場合は少ない本体のメモリ領域に保存されてしまいます。miniSDに楽曲を転送したい場合は、画面左のリストを使ってminiSDのアイコンにドラッグ&ドロップすればOKです。

W-ZERO3で再生

 ちなみにW-ZERO3で保存した楽曲は、着信メロディにも設定できました。好きな部分から再生できないという難点はありますが、ちょっとした「着うたフル」感覚がW-ZERO3でも楽しめます。

 iPodとiTunes Storeの組み合わせに比べれば対応端末数では少ないナップスターですが、W-ZERO3を初めとするWindows Mobile対応端末も認定端末に含まれれば、意外と端末数は拡充できそう。ソフトバンクやNTTドコモでもWindows Mobileに対応しているだけに、ナップスター陣営の意外な伏兵として活躍するかもしれません。

投稿者 甲斐祐樹 : 14:21 | トラックバック