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2006年12月26日

ニンテンドーDSで使えるlivedoor WirelessのMACアドレス認証サービスをテスト

 livedoor Wirelessが、MACアドレスで認証を行なうベータテストを開始しました。

livedoor Wireless、ブラウザ無しで利用できるMACアドレス認証サービス http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/16687.html

 MACアドレスによる認証はMzoneなども以前に採用していましたが、これはIDとパスワードに加えてMACアドレスでも認証を行なうという、よりセキュリティを強固にするための施策でした。今回livedoor Wirelessが行なうMACアドレス認証は、IDとパスワードの代わりにMACアドレスで認証することで、ブラウザを搭載していないゲーム機や無線LAN電話端末などでも利用可能になるという新しい試みです。

Mzone、MACアドレス認証を廃止。IEEE 802.1X認証を新たに標準採用 http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/8612.html

 山手線圏内のエリア拡充は予定通り完了したというlivedoor Wireless。Impress Watchのオフィス周辺にもlivedoor Wirelessのアクセスポイントがいくつか設置されていますので、ニンテンドーDS Liteを片手にMACアドレス認証を試してきました。

 このMACアドレス認証サービスを利用するには、当然ながらlivedoor Wirelessへの入会が必要ですので、まずはlivedoor Wirelessのホームページから申し込みます。月額料金は525円で、決済はクレジットカードだけでなくプリペイド型の電子マネー「BitCash」に対応しています。

 次に、livedoor WirelessのSSIDと暗号キーをニンテンドーDS Liteに登録します。MACアドレス認証で代用するのはあくまでIDとパスワードによるログインであって、MACアドレスだけを登録すればlivedoor Wirelessを使えるわけではない点にご注意ください。

 ここまではlivedoor Wirelessの通常利用と同じ手順ですが、MACアドレス認証を利用する際は、あらかじめ端末のMACアドレスをlivedoor Wirelessのサイトで登録しておく必要があります。サイトの左側にある「お客様登録情報/契約変更」からログインして、利用したい端末のMACアドレスを登録します。

livedoor WirelessのページからMACアドレスを事前に登録

 ニンテンドーDS Liteの場合、ニンテンドーWi-Fiコネクションの設定画面からMACアドレスを確認できますので、この10桁の英数字を入力して「追加」をクリック。追加しただけでは設定に反映されず、最後に「登録」ボタンを押す必要がある点は注意しておきましょう。

ニンテンドーWi-Fiコネクションの設定画面でMACアドレスを確認

 ここまでの登録が終わったら、後はニンテンドーDS Liteをもってlivedoor Wirelessのアクセスポイント付近へ赴くだけ。「ポケットモンスター ルビー」を起動し、ニンテンドーWi-Fiコネクションを使ったオンライン対戦画面を表示できました。

ニンテンドーWi-Fiコネクションに接続してオンラインの対戦待ち。後ろにぼんやり見えるのがlivedoor Wirelessのアクセスポイント

 最近街を歩いていると、ニンテンドーDSでポケットモンスターを対戦している子供達を時おり見かけますが、このMACアドレス認証サービスなら外でも気軽にオンライン対戦を楽しめそう。また、「不思議のダンジョン風来のシレンDS」では、ニンテンドーWi-Fiコネクションを使って他のプレーヤーに救助してもらえる「風来救助」なんて機能もあります。外出先で困ったらlivedoor Wirelessで助けを呼ぶ、なんて使い方も面白そうです。

 MACアドレスを認証に使うという点で、MACアドレス擬装による不正利用も心配されそうですが、ライブドアの担当者によれば「livedoor Wirelessの利用者と、その利用者のMACアドレスを擬装して一致させるのは天文学的な確率だろう」とのこと。また、今回のMACアドレス認証サービスがベータテストということもあり、まずはこうしたサービスを提供し、ユーザーの要望や改善点などを探るという考えのようです。

 技術的には擬装も可能なMACアドレスですが、livedoor Wirelessのユーザーが登録済みのMACアドレスを見つけだして擬装する、というのは確かに現実的には難しそう。とは言えノートPCなどは背面にMACアドレスが表示されているケースも多いですから、このサービスを利用する人はMACアドレスの自己管理にも気を付けた方がいいでしょう。

 ただ1つ気になったのは、MACアドレスを登録するとlivedoor WirelessからMACアドレス登録の確認メールが通知されること。確認メール自体は良いことだと思いますが、受け取ったメールには自分が登録したMACアドレスがそのまま記載されていました……。

登録したMACアドレスがそのままメールで通知

暗号化されていないメールで、しかもlivedoor Wirelessに登録したMACアドレスをそのまま記載されているのでは、MACアドレスを第三者に知られてしまう可能性もあります。まだベータテストとのことなので、この点に関してはMACアドレスそのものを非通知にする、一部を伏せ字にするなどの対策を望みたいと思います。

投稿者 甲斐祐樹 : 2006年12月26日 18:04

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