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2007年04月02日

GoogleやOpera、Yahoo!が一直線に出展したCTIA。元大統領講演は長蛇の列

 3月27日から29日に米国・オーランドで開催された「CTIA WIRELESS 2007」。各種通信関連の機器やサービスが展示される中で、印象に残ったのはGoogleとOpera、それに米Yahoo!が同じ通路上にブースを構えていたという点。GoogleとOperaに至っては向かい合っての出展となっていました。

携帯電話やWindows Mobileに対応する「Yahoo! Go for Mobile 2.0」 http://bb.watch.impress.co.jp/cda/event/17623.html
Google、GPS対応Google Mapsなどを中心に各サービスを紹介 http://bb.watch.impress.co.jp/cda/event/17601.html
Opera Software、PC版やWii版など同社ブラウザの展開状況をアピール http://bb.watch.impress.co.jp/cda/event/17602.html
手前から米Yahoo!、Opera、Googleが同じ通路上に出展
 同じ通路上に出展しているものの、各社ごとに出展内容は異なっています。Operaに関しては、ミーティングスペースがブース全体の何割がを占めていて、常に接客対応に追われているといった様子。一方、Googleと米Yahoo!の両ブースは自社が展開するサービスの体験スペースがほとんどで、Operaブースと比較すると足を止める一般来場者の姿が多い印象でした。

 個々のサービス自体は日本でも体験可能ですが、なかなか国内で触れられないのは米Yahoo!の「Yahoo! Go for Mobile 2.0」。すでに弊誌記事でも何度か紹介していますが、「Yahoo! Go」は機器を問わずにYahoo!のコンテンツを提供するというサービス。ちなみに、2006年に日本で開催されたCEATECには、シャープブースでインターネットAQUOSを利用した「Yahoo! Go for TV」のデモも行なわれています。

 CTIAでの米Yahoo!ブースでは、記事にお伝えした通り「Yahoo! Go for Mobile 2.0」のデモが中心。長い時間試用したわけではありませんが、アプリケーションを導入してしまえば、異なる通信事業者や端末でも同等の感覚でメニュー操作やサービスを利用できるのは、やはり便利そうだなと。もちろん、日本の場合は携帯電話向けのサービスやコンテンツが充実していることもあり、必須レベルではないのでしょうが、1つの選択肢として登場してくれれば、個人的には活用してしまいそうです。

GoogleとOperaは向かい合ったブース米Yahoo!はMicrosoftが向かいに出展していました
両元大統領を写真におさめようとする聴衆が手に持つの機器は日本と同様さまざま
 また、会場の話題から少し離れますが会期最終日にはジョージ・H・W・ブッシュ氏とウィリアム・J・クリントン氏の両元大統領による講演も。講演中には、聴衆からの拍手喝采やジョークに対する笑い声などに驚かされる一方、展示会場の開場時間が近づくにつれて遠慮なく退出していく出展社スタッフの姿も、日本では見られない光景と言えそうです(笑)。講演が始まる前に形成された列は2階フロアの端を折り返すほどで、その間には両元大統領のそっくりさんも出現していたようです。

 会場全体を見ると携帯電話関連の出展が多かったCITAですが、上記の通り、日本では同時に出展をするケースがあまりない企業が出展しているのは興味深いところ。「CTIA WIRELESS 2008」がラスベガスで開催される2008年3月までに、通信関連でどのようなサービスが登場して、このイベントにどういう形で出展されるのかを楽しみにしていきたいと思います。

投稿者 村松健至 : 21:44 | トラックバック