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2007年05月31日
iTunes Storeの楽曲がウォークマンで聴ける! DRMフリーの意外なメリット
DRMフリーの音楽配信「iTunes Plus」がいよいよスタートしました。当初日本での配信は未定でしたが、フタを開ければ洋楽だけでなく、邦楽アーティストも含めて日本のiTunes Storeで購入できることに。
アップル、DRMフリーの「iTunes Plus」を日本を含む全世界で開始
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/18281.html英EMI、楽曲のDRMフリー配信を発表。東芝EMIは「対応を検討」
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/17690.html
とは言うものの、もともとiTunes StoreのDRMは他のサービスに比べて非常に緩め。転送回数に制限があり、CD-Rには書き込めない、なんて音楽配信も多い中で、iTunes StoreはiPodへの転送回数やCD-Rへの書き込みも無制限。アカウントで認証を行なえば、同じファイルを別のPCにコピーしても再生できるので、6台以上のPCを使っているというヘビーユーザーでもない限りは困らない程度のDRMです。
一方、今回のDRMフリーで意外なメリットが生まれているのが、実はソニーのウォークマン。なぜならウォークマンはソニー独自のATRACに加え、最近ではWMAやAACなど、競合他社製品のファイル形式もサポートしているからです。
ソニー、H.264動画再生に対応した「ウォークマンAシリーズ」新モデル
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/17387.html
ただし、さすがにWMAやAACのDRMには対応していなかったため、WMA/AAC形式の音楽配信サービスはウォークマンでは利用できませんでしたが、DRMフリー配信が始まったことでiTunes Storeの楽曲もウォークマンで利用できることに。実際にiTunes Plusで楽曲を購入してウォークマンに転送したところ、何の問題もなく再生できました。
iTunes Plusの楽曲をウォークマンに転送。ジャケット画像は表示されないものの再生はOK |
AACに対応しているのはウォークマンだけではなく、PS3やPSPなどのゲーム機もAACに対応しています。現状はまだ東芝EMIのアーティストだけで楽曲数も少ないiTunes Plusですが、楽曲が広がればiPodユーザー以外にもメリットがありそうです。