【ケーブルテレビ ショー2009】
「ケーブルテレビ ショー2009」が東京ビッグサイトで開幕


 ケーブルテレビに関する総合展示会「ケーブルテレビ ショー2009」が、東京ビッグサイトで開幕した。期間は6月18日から19日までで、入場は無料。主催は日本CATV技術協会と日本ケーブルテレビ連盟。

 2009年のテーマは、「ケーブルデジタル 夢・見・来」。ケーブルテレビ ショーでは今回から、展示会をケーブルテレビオペレータとハード/ソフトベンダー、サプライヤー事業者による情報発信や情報交換の場として改めて定義。展示会を通じて、今後のケーブルテレビ業界の方向性が生まれ、指針となる方針が発表されることを目指している。


「ケーブルテレビ ショー2009」の会場は西1・2ホール18日には石崎岳総務副大臣(写真中央)や関係者によるテープカットも

 出展者数はハードウェアゾーンが104社、コンテンツ事業者などが出展するサプライヤーゾーンが67社の合計171社で、2008年の約190社から20社ほど減少している。出展企業の中でブロードネットマックスは、2009年夏に事業者向けに発売を予定する下り最大320Mbps、上り最大120Mbpsの通信が可能なケーブルモデムを出展。デモンストレーションも行なわれており、UDP値で下り270Mbps前後、上り104Mbps前後の通信を確認できた。

 このほか、KDDIやNEC、富士通などのブースで地域WiMAX導入に向けたソリューションを紹介。また、パイオニアやパナソニックブースではDLNAに対応したSTBなどを展示していた。


ブロードネットマックスが出展した「BCW610J」ケーブルモデム規格「DOCSIS 3.0」に準拠ブースデモでは下り270Mbps前後、上り104Mbps前後の速度も確認できた

NECや富士通ブースなどではWiMAX基地局やソリューションなどを紹介

フジクラブースではWiMAX端末も展示会場では、従来の無線LANや3G回線に加え、WiMAX利用を想定した業務用ヘルメットや防災監視カメラシステムの参考展示された

関電工ブースは光ファイバの接着作業やLANケーブル作成の実演コーナーも用意

出展数は前回より減少したものの、サプライヤーゾーンを中心にコンパニオンが各ブースを盛り上げていた

KDDIブースでは戦国武将登場によるサービス紹介を実施。右は戦国武将の「奥部 令太(おーぺ れーたー)」、左は軍師の「慶出 大愛(けいで でーあい)」ソニーブースでは、山梨県下のCATV会社によるコンテンツ紹介で武田信玄が登場

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(村松 健至)

2009/6/18/ 14:54