【CEATEC JAPAN 2009】
パナソニック、11n搭載の小型テレビやGoogleマップ対応テレビ


 パナソニックはCEATEC JAPAN 2009で、IEEE 802.11nの無線LAN機能を持ったポータブルタイプの液晶テレビなどを参考出展している。

 IEEE 802.11nの無線LAN機能を持ったポータブル液晶テレビは、パナソニックが2009年2月に発表したBlu-ray Discプレーヤーや地上デジタルチューナーを搭載した「DMP-BV100」をベースにしたもの。「DMP-BV100」は、有線LANインターフェイスも備え、DLNAやYouTube再生機能にも対応している。

 今回参考出展された製品は、理論値で最大300Mbpsの通信が可能なIEEE 802.11nの無線LAN機能を搭載。周波数帯はIEEE 802.11aと同じ5GHz帯で、Bluetoothや電子レンジからの干渉を受けやすい2.4GHz帯と比較して、より安定した通信が期待できる。

 なお、参考出展製品では、本体背面に外部アダプタを装着することで無線LAN機能を追加している。製品化時期は未定だが、ユーザーからのニーズなどを踏まえた上で、無線LAN内蔵型か外付け型かを検討するという。


IEEE 802.11nの無線LAN機能を持つポータブルテレビ参考出展製品では外部アダプタを使って、無線LANに対応させている

 パナソニックブースではまた、「Google マップ」をリモコン操作で利用できるテレビを参考出展。パナソニックは、デジタルテレビ「VIERA」でYouTube対応モデルを販売しているが、今回のデモでは「Google マップ」の利用にも対応させた。

 リモコンの十字キーボタンを使って地図をスクロールできるほか、赤/青/緑/黄の4色ボタンを使った詳細/広域地図、航空写真表示、数字キーを使用した検索機能も利用が可能だ。なお、「Google マップ」連携機能の提供時期は、未定となっている。


VIERAで「Google マップ」を表示させたところ操作にはリモコンを使用。検索時の文字列入力は数字キーを使う地図の種類切り替えや検索呼び出しはメニュー画面から

「パリ」で検索したところ検索結果から該当する地図を表示できる漢字入力にも対応する

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(村松 健至)
2009/10/6 18:26