【CEATEC JAPAN 2009】
データ放送と動画ダウンロードが連携のIPTVサービスが参考出展
放送と通信連携のIPTVサービス概要 |
CEATEC JAPAN 2009のIPTVフォーラムやパナソニック、日立製作所の各ブースでは、放送と通信を連携させたIPTVサービスの取り組みを実機デモを交えて紹介している。
今回出展されている放送と通信連携のIPTVサービスは、放送波で提供されるデータ放送と、インターネット経由の動画配信サービスを組み合わせたもの。各社ブースでは、インターネット対応のデジタルテレビやHDDレコーダを利用し、データ放送に表示された視聴中の番組に関連した動画コンテンツを、データ放送画面からダウンロードまたはストリーミング再生するデモンストレーションが体験できる。
インターネット経由の動画配信サービスは、アクトビラの「アクトビラ ビデオ」がストリーミングまたはダウンロード形式でサービスを提供しているが、サービスを利用する際には「アクトビラ」のサービス画面からコンテンツを取得する必要がある。これに対して、今回の取り組みではデータ放送の画面から、動画のダウンロードやストリーミング再生を直接操作できるため、利用者にとって利便性が高まるとしている。
なお、この取り組みはパナソニック、日立製作所などの家電メーカーに加え、放送や通信事業者などが参加する団体「IPTVフォーラム」が中心となって進めているもの。IPTVフォーラムでは今後、関連する技術の標準化作業に加え、実際のサービス提供に関する検討も進めるという。
データ放送画面。右下の「IPTVサービスはこちらから」を選択すると | 番組に関連した動画コンテンツがデータ放送上で紹介される | その上で、ストリーミングまたはダウンロード取得が可能 |
ダウンロードしたコンテンツの一覧画面 | パナソニックブースでは、Blu-ray Discレコーダを使ってデモ | 日立ブースでは、デジタルテレビを利用していた |
2009/10/6 19:16