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NTTが12mm角のパラボラモジュール、60GHz帯を使って最大10Gbps
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NTTが開発した小型パラボラアンテナモジュール |
日本電信電話(NTT)は11日、60GHz帯を利用した12mm角のパラボラアンテナモジュールを開発したと発表した。4チャネルの並列伝送技術を用い、最大10Gbps(理論値)の伝送速度が可能という。
今回開発したモジュールは、LTCC(Low-Temperature Co-fire Ceramic)多層基盤を採用した、12×12×2mm(アンテナ部は12×12×1mm)の無線モジュール。ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)の標準化を策定しているIEEE 802.15.3cに準拠し、動作帯域は、高速無線伝送用に割り当てられている57GHz帯から66GHz帯までの9GHz。アンテナ利得は16dBi、アンテナビーム幅は20度。
60GHz帯でデータを複数チャネルに分割して並列送信する。今回開発したモジュールの場合、1チャネルあたり2.5Gbpsの通信速度で、4チャネルの並列伝送を実現し、理論上の最大通信速度は10Gbpsとなる。
LTCC多層基盤内に、パラボラ形状の疑似鏡面を形成。基板面の表側にアンテナ、裏側にRF受動素子および高集積MMICを組み込み、ミリ波信号をモジュール内で処理する「ミリ波システムインパッケージ」技術を実現した。
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モジュールの利用イメージ | 屋内利用イメージ | 複数チャネルでのデータ同時送信イメージ |
LTCC多層基盤内に、パラボラ形状の疑似鏡面を形成。基板面の表側にアンテナ、裏側にRF受動素子および高集積MMICを組み込み、ミリ波信号をモジュール内で処理する「ミリ波システムインパッケージ」技術を実現した。
現在では屋内15~20m範囲での無線LAN利用や、端末同士の非接触型近距離伝送システムでの利用を予定。コンビニなどで、DVDなどの大容量コンテンツを数秒から数十秒でダウンロードするなどの利用を想定する。
また、アンテナの大きさを拡大することで屋外での利用も検討するという。NTTでは今後、ベースバンド部分の小型化を進めていくとし、1cc以下のサイズで、10Gbps以上の通信速度を目指し、2~3年後をめどに実用化を予定する。
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アンテナ部分のしくみ | 裏側の高集積MMIC | モジュールを組み合わせることで屋内の無線LAN利用などにも対応 |
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