「Google マップ」のドライブルート検索、複数の経路表示に対応


 グーグルは26日、「Google マップ」で提供しているドライブルート検索機能において、複数のお勧めルート表示を開始したと発表した。

 従来は、「ルート・乗換案内」機能において車でのルートを検索した場合、出発地から目的地までの距離や所要時間、道を曲がる回数など多くの項目のバランスから「最適」と思われるルートを提示していたという。ユーザーが他のルートを探したい場合は、地図上に表示されたルートをドラッグすることで再検索できた。

 今回、複数のルートが考えられる場合、「その他のルート」として、別の1~2件のルートも併せて表示するようにした。例えば、グーグルのあるセルリアンタワー(東京・渋谷)から横浜駅に行く場合、デフォルトで表示されるのは「東名高速道路」経由のルートだが、このほかに「第三京浜道路」と「国道1号線/第二京浜」というルートも提示。道のりと所要時間も明示されるほか、マウスオーバーすることで別ルートを地図上に表示して比較できるようになっている。


複数のドライブルートが表示され、マウスオーバーすることで地図上に表示して比較できる

 Google Japan Blogでは「どのルートが最適であるかは、ユーザーの皆さんが決められることです。地図を見て複数のルートを比較し、ご自分にとっての最適ルートを見つけていただければ」とコメントしている。

 なお、電車などを利用する場合の経路機能でも、ユーザーインターフェイスを変更。ドライブルート検索と同様、提示された複数の検索結果にマウスオーバーすることで、地図上でその経路を表示・比較できるようにした。


電車での乗換案内でも、検索結果にマウスオーバーすることで各経路を地図上に表示して比較できる

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(永沢 茂)
2009/5/26 19:39