記事検索
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】

UQ WiMAX、7月1日に有料サービスを開始。サービスエリアは東名阪

1日プランや機器追加オプション、対応PCなども発表


 UQコミュニケーションズ(UQ Com)とインテルは8日、WiMAXに関する共同記者発表会を開催した。発表会では、7月1日に有料化するモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」などの施策が発表された。

1日600円プランも10月開始。機器追加や無線LANオプションも用意

UQ Comの田中孝司代表取締役社長

 「UQ WiMAX」は、モバイルWiMAX(IEEE 802.16e)を使用して、理論値で下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの通信が可能なサービス。2月26日から登録料と基本使用料が無料の試験サービスを開始済みで、7月1日からは月額4480円の定額制プラン「UQ Flat」で、当初の予定通り有料サービスに移行する。サービスエリアは、首都圏と名古屋、京阪神地域。初期登録料として2835円が必要になる。

 7月1日には、オプションサービスとして、1契約で2台の機器を追加登録できる「機器追加オプション」も提供開始する。追加料金は1台ごと月額200円で、2010年1月末までは無料で利用できる。機器の追加登録は、WiMAXの統合ポータルから可能。なお、同時接続可能な機器は1台に限られる。

 また、サービスエリアや通信速度を確認できる試用サービス「Try WiMAX」も用意する。発送日と返送日を含めて15日間の無料試用が可能で、UQ ComのWebサイトや一部量販店の店頭で申し込みを受け付ける。


7月1日時点の料金プランは月額4480円の「UQ Flat」の1種類 機器追加オプションで1契約で最大3台まで登録できる 15日間無料試用できる「Try WiMAX」も用意する

首都圏のエリア整備状況。千葉や多摩地域でのエリア展開を強化するという 名古屋地域 他地域と比べて、京阪神ではエリアの“穴”が多い

 さらに10月1日からは、600円で24時間利用できるプラン「UQ 1 Day」の提供を開始する。登録料は無料で、支払い方法はクレジットカード。また、最終利用日の翌月から30日以内であれば、UQ ComのユーザーID「My UQ ID」とパスワードを入力するだけで、同プランを再度利用できる。

 「UQ Flat」と「UQ 1 Day」では、10月1日に提供を開始する無線LANオプション「UQ Wi-Fi」の無料利用が可能。UQ WiMAXのエリア外や安定して接続できない場所で、無線LAN(Wi-Fi)経由でインターネット接続可能だ。

 UQ Wi-Fiのエリアは、東海道新幹線 N700系車内(東京〜新大阪間)や東海道新幹線の全17駅、都営地下鉄の101駅の構内に加え、国内19空港の一部公共スペース、ANAおよびJALの空港ラウンジになる。


24時間利用できる「UQ 1 Day」も10月に提供 無線LANオプションのエリア

UQ Com田中社長「年度末までに数十万人の利用を目指す」

オープンな市場形成を目指す

 UQ Comの田中孝司代表取締役社長は冒頭、「当社が目指す世界は、いつでも、どこでも、あらゆるものがブロードバンドにアクセスできる世界を目指している」と発言。続けて、「通信事業者がサービスや製品、流通を統合する従来の携帯電話市場とは違う、標準規格に合わせてサービスや製品が自由に流通できる市場をつくっていきたい」と抱負を述べた。

 UQ Comでは7月1日の有料サービス開始に合わせて、PCやアダプタなどWiMAX機器を購入したユーザーが、WiMAXのネットワーク経由で任意のサービス事業者とオンライン契約できる統合ポータル「WiMAX統合ポータル機能」を提供。また、同社のネットワークとの接続試験が完了した製品には「UQ CERTIFIED」ロゴの掲示を推奨している。

 田中社長は、WiMAX対応機器としてデータ通信カードやWi-Fiゲートウェイに加え、「メインどころとして、WiMAX内蔵PCが多数登場する」と紹介。また、MVNO事業者はニフティやNECビッグローブ、ヤマダ電機、ビックカメラ、KDDI、ダイワボウ情報システムなど、「業種・業界を超えて新たなオペレータが登場する」と述べ、以降も複数の事業者がMVNOサービスの開始を準備しているとした。


WiMAX対応の通信カードやノートPCなどが各社から発売 市販製品では購入後に契約事業者を選択できる WiMAX統合ポータル機能の画面イメージ

 7月1日時点のサービスエリアは、首都圏と名古屋、京阪神地域になるが、田中社長は「関西地域のエリア展開は難航しており、上半期が終わるまでにエリアの“穴”をカバーしていきたい」と述べた。また、7月には詳細なサービスエリアを確認できるページを同社Webサイト内で公開する予定だ。

 田中社長は、有料サービス開始に向けて来週からテレビCMなどを展開して、サービスの周知を広めたい考え。「最初はサービスエリアの“穴”があいているが、順次解消していき、年度末までに数十万人の契約を目指したい」と述べた。なお、ネットブックなどとバンドルした料金プランについては、UQ Com自体では展開する考えはないとした。

 発表会にはまた、米Intelの主席副社長 兼 最高セールス&マーケティング責任者のショーン・マローニ氏が登壇。マローニ氏は「WiMAXは、イーサネット、Wi-Fiに続く、第3の波である」とコメント。「WiMAXを内蔵したノートPCやネットブックが2009年末までに世界で100モデル以上が登場する見込みだ」としたほか、「現在、WiMAXは4億3000万人の人口をカバーしているが、2010年までに8億人まで広げていきたい」と述べた。


WiMAXサービスを提供するMVNO事業者 米Intelのショーン・マローニ氏 イーサネット、Wi-Fi、WiMAXそれぞれのコスト状況

WiMAXが増加するデータ通信量に対応できると説明 動画ストリーミングデモも実施された PCメーカー各社も出席し、WiMAX対応PCの発売を表明した

関連情報


【Impress Watch モバイルブロードバンド特集はこちら】


(村松 健至)
2009/6/8 13:26  
Copyright © 2016 Impress Corporation. All rights reserved.