ビックカメラがWiMAXサービス開始、有楽町店でセレモニー開催
セレモニーでは、くす玉割りも行った。(左から)ビックカメラの宮嶋宏幸代表取締役社長、UQ Comの田中孝司代表取締役社長 |
ビックカメラは1日、UQコミュニケーションズ(UQ Com)の「UQ WiMAX」を利用したMVNO方式のモバイルブロードバンドサービス「BIC WiMAX SERVICE -POWERD by UQ WiMAX-」を開始した。ビックカメラ有楽町店本館では同日、朝10時の開店前にカウントダウンセレモニーが開催された。
ビックカメラの宮嶋宏幸代表取締役社長は、「UQ WiMAXの本格サービス開始が本日からということで、それが無ければ我々のサービスも実現しなかった。本日からMVNOの一員として、我々も全力でサービスの普及に努める。モバイルWiMAXは従来の移動体通信とは桁の違う通信速度を実現できる。お客様のライフスタイルをも変えるのではないかと期待をしている」と話した。
また、サービス開始の経緯については、「モバイルWiMAXをいち早くお客様に提供したいと考え、今年に入ってからビックカメラのグループ会社である株式会社ラネットをMVNOとしてUQ Comに申し込んだ」と説明。「まだエリアが不十分なところは、UQ Comに頑張っていただきたい。今後、モバイルブロードバンドサービスが普及する中で、『BIC WiMAX SERVICE』は主役になりうると確信している」と抱負を語った。
続いて宮嶋社長は、「BIC WiMAX SERVICE」の概要について紹介した。サービス取り扱い店舗は、有楽町店本館/新宿西口店/池袋本店/パソコン館池袋本店/渋谷東口店/渋谷ハチ公口店/なんば店/名古屋駅西店の8店舗に加え、ソフマップ秋葉原本館など4店舗、ECサイト「ビックカメラ.com」「ソフマップ・ドットコム」でも取り扱う。料金は月額4480円、登録料2835円。7月中に加入した場合は、同月の基本使用料が無料になるキャンペーンを行う。データ端末は、シンセイコーポレーション製でUSB接続型のスティックタイプ「BDSS01」。端末価格は1万2800円。Windows Vista/XP SP2以降(ともに32bit版)、Mac OS X 10.4/10.5に対応する。
モバイルWiMAXサービスに期待を寄せるビックカメラの宮嶋社長 | 当面の目標は基地局数を増やすことだと語るUQ Comの田中社長 |
カウントダウンセレモニーでは、UQ Comの田中孝司代表取締役社長も登壇し、「BIC WiMAX SERVICE」の開始についてコメントした。「WiMAXネットワークを提供する事業者としても嬉しい。今年の3月ごろにラネットよりMVNOの話をいただいたが、7月1日のサービス開始まで3カ月しかなかった。それでも今日に間に合わすことができたのは、ビックカメラおよびラネットの熱い思いを感じる」と話した。
また、「7月1日は第2の開業だと思っている。これまでは、UQ Com単独でWiMAXを提供していたが、本格的なMVNOが今日スタートした」とコメント。ビックカメラやヤマダ電機などの量販店、ニフティやNECビッグローブなどのプロバイダーが同日にMVNOでWiMAXサービスを開始。さらに、UQ Com以外からもデータ端末が販売されることから、「ネットワークとデバイス、2つのオープン化がやっと今日スタートした」と述べた。
エリアに関しては、7月1日現在で東京近辺の基地局が約1000局となり、2月26日に開業してから倍増したという。関西、名古屋も合わせると1500局になるとのこと。「3Gが開始された当初もつながりにくかったが、それも時間の問題だった。今後も全力で基地局数の拡大に努めたい」と語った。
なお、ビックカメラ有楽町店本館では、1階店頭ピロティにおいて、「BIC WiMAX SERVICE 体験コーナー」を設けている。期間は5日まで。PCメーカー各社のネットブックを10台設置。USB接続型のスティックタイプのデータ端末が接続されていた。5階には「Bic WiMAX SERVICE」受け付けカウンターを設ける。
BIC WiMAX SERVICEタッチ&トライキャンぺーン | デモ機の例 |