BRI、月額3870円のMVNO型WiMAXサービス


 ブロードバンド地上波デジタル総合研究所(BRI)は、UQコミュニケーションズのモバイルWiMAX網を借り受け、月額3870円のデータ通信サービスを7月10日より提供する。

 今回発表されたサービスは、UQのモバイルWiMAXネットワークを借り受けて、ユーザーへ提供されるもの。いわゆるMVNO(仮想移動体通信事業者)としてのサービスとなり、利用料は月額契約、1年契約、2年契約の3種類が用意される。

 初期登録料は2835円。月額契約の価格は3870円、1年契約は4万5480円(月額換算で3790円)、2年契約は8万7000円(月額換算で3625円)となる。1年契約と2年契約の料金は先払い。1年契約/2年契約の場合、途中で解約しても違約金は発生しないが、月額相当分が4480円で算定される。たとえば1年契約において6カ月で解約すると、4480×6=2万6880円が請求され、1万8600円が返金される。決済はゆうちょ銀行の口座振替のみで、クレジットカードや他の金融機関での決済は今後検討していく。

 このほかオプションとして機器追加サービスも用意される。1台あたり月額200円で、2台まで追加でき、ユーザーはもともとの契約とあわせて最大3台まで保有できる。ただし、同時に接続できるのはそのうち1台となる。

 同社で取り扱う端末は、アイ・オー・データ機器製のUSB接続型端末「WMX-U01」と無線LANアクセスポイント端末「WMX-GW02A」。どちらも他のWiMAX回線でも利用できる。また、量販店などで購入した端末を持っていれば、回線だけを契約することもできる。

 月額利用料が他社よりも安く抑えられている理由について同社では「少人数での運営でコストを抑えているため。また、他社よりも価格競争力をつけることで、ユーザーの囲い込みにかかるコストを省いた」としている。


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(関口 聖)
2009/7/8 18:49