フェイスとウィルコム、「XGP」搭載のテレビ向けSTBを共同開発
フェイスとウィルコムは21日、高速無線通信方式「XGP(eXtended Global Platform)」を搭載した家庭用情報端末の開発を共同で開始すると発表した。
共同開発する端末は、画面上で地域情報や生活情報、医療情報などが取得できるデジタルテレビ向けのSTB型端末。フェイスが情報端末とサービスプラットフォームを提供し、ウィルコムが、2009年10月以降に本格サービスを予定する高速無線通信サービス「WILLCOM CORE XGP」を提供。「WILLCOM CORE XGP」は2.5GHz帯を利用した通信サービスで、通信速度は上下ともに最大20Mbps。
提供サービスでは、区報の配信や、議会放送、防災情報等など、学校や病院などと連携し、専用のプラットフォームで情報を閲覧できる。災害時の防災情報や、XGPの基地局に設置したスピーカーから防災情報を流すなど、各家庭に防災情報を届けられるとしている。
サービスの運用は、2009年4月9日にウィルコムとウィルコム沖縄、沖縄県金武町で締結した「地域活性化包括連携協定」に基づき、2010年末を目安に沖縄県金武町で展開予定。提供価格などは未定で、今後は全国での提供も視野に入れるが、「まだ検討段階」という。
サービス利用イメージ |
2009/7/21 12:51