フェイス、国際ショートフィルムフェスティバル映像作品を公募


「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2010」公募ページ

 音楽・映像作品配信などを手掛けるフェイスの子会社、フェイス・ワンダーワークスは、国際的なショートフィルム専門映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2010」の「Music Short クリエイティブ部門」向けの映像作品募集を8月1日より開始した。応募締切りは2010年1月30日まで。

 「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2010」は1999年に第1回が開催され、以後年に1回開催されている短編映画専門の映画祭。グランプリ作品は、米国アカデミー賞の短編映画部門の候補作品に自動的にノミネートされる。

 フェイス・ワンダーワークスは今回から新設された「Music Short クリエイティブ部門」向けの作品の募集を開始。募集にあたり複数の音楽レーベルから使用可能な楽曲の承認を得て、映像作品に必須の音楽を著作権の心配なく利用できるようにした。

 また、PC向けおよび携帯電話向けに音楽や動画を配信するフェイスグループでは、受賞作を同社の配信プラットフォームを利用してデジタルコンテンツとして配信する。事業スキームとして、音楽レーベルや映像作家へのロイヤリティ分配の仕組みも考えられている。

 現在、20のレーベルから、泉谷しげる、大黒摩季など61組のアーティストによる120曲の楽曲エントリーが決定しているが、レーベル・楽曲とも今後さらに追加される見込みだ。利用可能楽曲については、「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2010」公式サイトで視聴できる。

 作品に使う利用可能楽曲は、CD購入またはダウンロード購入により入手する。また、公募作は(1)楽曲の総尺の1/3以上を使用、(2)10分以内の映像作品という条件に合致する必要がある。

クリエイターや音楽レーベルへのロイヤリティ分配についても考慮した事業スキーム図。受賞作品はフェイスがPCおよび携帯電話向けに配信する。フェイスグループは自社での配信のほか、配信事業者を通じて広く作品を配信する

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(工藤 ひろえ)
2009/8/3 14:52