バッファロー、別売アンテナが接続できる最大150Mbpsの無線ルータ


WHR-HP-GN

 バッファローは、IEEE 802.11nの技術を採用し、理論値で最大150Mbpsの伝送速度が可能な無線LANルータ「WHR-HP-GN」およびUSB 2.0接続型の無線LANアダプタ「WLI-UC-GNHP」、ルータとアダプタのセットモデル「WHR-HP-GN/U」を8月下旬に発売する。標準価格は、無線LANルータ単体が7770円、無線LANアダプタが3329円、セットモデルが1万605円。

 「WHR-HP-GN」は、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LANルータで、11nの技術を用いることで最大150Mbpsの伝送速度に対応。水平方向360度、垂直方向180度に可動するアンテナは1×1の送受信構成で、11b/gの同時使用もできる。

 セキュリティ機能は、WEP(64/128bit)、WPA(AES/TKIP)、WPA2(AES/TKIP)、WPA/WPA2 mixed PSKのほか、無線LAN設定システム「AOSS」や「WPS」に対応する。その他の機能として、VPNマルチパススルー(PPTP)による外出先からの自宅ネットワーク利用や、自宅PCの電源をオンにできる「Wake On LAN」などのリモートコントロール機能、有料のフィルタリングサービス「i-フィルター for BUFFALO」に対応する。

 本体サイズは142×124×25mm(幅×高×奥行・アンテナ含まず)、重量は約210g。有線LANインターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×4を備える。標準搭載のアンテナは、別売の指向性アンテナを接続することで受信状態を向上できるという。

 合わせて発売する無線LANアダプタ「WLI-UC-GNHP」は、IEEE 802.11n/b/gに準拠し、理論値で最大150Mbpsの通信が可能なアダプタ。水平方向で270度、垂直方向で90度にアンテナ方向が調整可能。PCのUSB端子と接続した場合、ルータ機能を利用してPCを無線LAN親機として使用できる「親機モード」を搭載する。

 セキュリティはWEP(64/128bit)、WPA(AES/TKIP)、WPA2(AES/TKIP)に対応し、本体サイズは15×112.5×15mm(幅×高×奥行)で重量は約15g。

 なお、バッファローは19日付で、IEEE 802.11n ドラフト2.0対応製品について、11n正式対応とすると発表。無線LANアダプタ「WLI-UC-GNHP」も11n正式対応として表記している。


無線LANアダプタ WLI-UC-GNHP「WLI-UC-GNHP」利用イメージセットモデル WHR-HP-GN/U

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(村田 奏子)
2009/8/19 18:04