かざすだけで関連Webサイトを自動起動する「FeliCa ランチャー」
FeliCa ランチャー |
ソニーは、非接触ICカード技術「FeliCa」対応カードなどを、FeliCa対応ポートを搭載したPCにタッチすると、カード情報に応じたWebサイトが自動起動するソフトウェア「FeliCa ランチャー」の配布を開始した。利用は無料。
「FeliCa ランチャー」は、FeliCa対応カードやおサイフケータイなどのFeliCa対応機器を対応ポートにかざすことで、カードに搭載されているサービス情報を判別。カード情報に応じたWebサイトやアプリケーションの起動や、自動ログインが可能となる。
サービス第1弾として、電子マネー「nanaco」や「Edy」、「WAON」のほか、ジャストシステムの「かざしてナビ」、角川コンテンツゲートの「アニメNewtypeチャンネル」などに対応する。
例えばnanacoカードをかざした場合、nanaco公式サイトやnanacoネットクーポンページが自動起動する。また、アニメNewtypeチャンネルの有料会員特典として配布されたFeliCa Lite搭載フィギュアをかざすと、「アニメNewtypeチャンネル」に自動ログインできる。今後はイベントでのスタンプラリーや会員認証なども想定するという。
このほか「FeliCa ランチャー」では、「Myウェブサイト」/「Myアプリ」や「Myウェブサイト」共有機能を搭載。「Myウェブサイト」/「Myアプリ」は、「FeliCa」対応カードやおサイフケータイと、自分の好きなWebサイトやアプリケーションを関連付ける機能。対応サービス以外のFeliCa対応カードも任意のWebサイトと関連付けられる。
「Myウェブサイト」共有機能は、「FeliCa ランチャー」ユーザー同士で「Myウェブサイト」を共有できる機能。「FeliCa ランチャー」ユーザー向けのソーシャルブックマーク機能「みんなのFeliCa」を利用し、他ユーザーが自分と同じカードをかざしたときに、どのWebサイトを関連付けているのかを「FeliCa ランチャー」上で閲覧できる。
「FeliCa ランチャー」の利用は、専用ページからソフトウェアをダウンロードする必要がある。対応OSは、Windows 7/Vista/XP SP2以降。なお、10月8日に発表された「VAIO」2009年秋モデル8シリーズでは「FeliCa ランチャー」がプリインストールされている。
FeliCaポート搭載PCおよびソニーのFeliCaポート「PaSoRi(パソリ)」の累計出荷台数は約850万台(2009年6月末現在)。
nanacoでの利用イメージ | 角川コンテンツゲートのFeliCa Lite搭載フィギュアでの利用イメージ |