BRI、最大3人で共有するWiMAXサービス


 ブロードバンド地上波デジタル総合研究所(BRI)は、UQコミュニケーションズのモバイルWiMAX網を借り受けて提供するデータ通信サービスで、2人~3人で共有する「トリプルWiMAXサービス」を11月9日より提供する。

 これまで同社では、MVNOとして月額3870円や2年契約で8万7000円(月額換算3625円)のモバイルWiMAXサービスを提供してきた。今回発表された「トリプルWiMAXサービス」は、2人~3人で1回線を共有し、1人が使える時間帯を制限するというサービス。1人あたりの利用料は月額1990円(最低契約期間は30日間)で、BRI側が1人で申し込んできたユーザーを組み合わせ、1回線を共有させる。端末はユーザー自身が用意する。

 同じ時間帯で2人のユーザーが使おうとした場合、後からアクセスしたユーザーが優先して使用権を得る形となり、先に使っていたユーザーの通信は切断される。すぐ繋ぎ直せば再接続できるが、他の共有ユーザーの通信が切断されることになるため、同社では「ゆずりあって使っていただけるよう案内し、同意したユーザーに提供する」と説明する。低価格で利用できる代わり、時間帯によっては他のユーザーに使われてしまう、という形の契約となる。既存ユーザーは、契約期間終了後に乗り換えられる。楽天市場内の同社サイトで申し込みを受け付ける。申請時に利用する機器のMACアドレスと製造番号を通知する。


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(関口 聖)
2009/11/4 12:47