無線LAN搭載の「chumby」でカラオケが楽しめる有料サービス

カラオケウィジェット

　株式会社ジークスは、無線LAN対応の小型情報機器「chumby」向けにカラオケを有料で楽しめるウィジェットの提供を11月9日に開始する。料金は300円から。ウィジェット提供に合わせて直販サイト「chumby store」では、通常2万9400円の「chumby」を200台限定で1万9800円の特別価格で販売する。

　「chumby」は、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN機能と、3.5型のタッチパネル液晶ディスプレイを備えた小型情報機器。インターネット経由で1200以上のウィジェットを入手が可能で、YouTubeやインターネットラジオの再生、デジタルフォトフレームの利用もできる。

　9日に提供を開始するカラオケウィジェットでは、J-POPや洋楽、演歌、アニメソングなど約5000曲の楽曲を用意する。楽曲は随時追加される予定で、ユーザーからの楽曲リクエストも受け付ける。なお、楽曲データの提供元会社は非公表。

　歌手や楽曲、ジャンルなどによる検索も可能で、選択した楽曲はスピーカーから音楽が流れるとともに、画面上に歌詞が表示される。なお、「chumby」ではマイクの接続に対応しないため、表示された歌詞を見ながらその場で歌い上げる利用方法になる。カラオケデータのファイル形式はFlash Videoで、ビットレートは500kbps。

　ウィジェット自体のダウンロードは無料で、11月9日以降に「chumby」の初期アクティベーションをする際に自動でダウンロードされる。また、既存ユーザーも「chumby」のサイトからダウンロードが可能になる。

　カラオケサービスの料金決済には、ジークスが用意した独自の課金サービス「Z-POINT」を利用。1ポイント1円相当で、「1日歌い放題」権が300ポイント、「1カ月（30日間）歌い放題」権が1000ポイント。なお、12月9日まではキャンペーンとして、無料で利用できる。決済方法はクレジットカードで、将来的にはWebマネーや携帯電話決済にも対応させるという。

　ジークスでは今回のカラオケウィジェットについて、世界で初めての有料ウィジェットと説明。また、今後は「Z-POINT」を利用したゲームや音楽、映像コンテンツをはじめとした、有料型ウィジェットサービスを展開する予定だ。

カラオケ再生画面	楽曲の検索画面