東芝、「CELL レグザ」を10日発売。ネット映像の高画質化機能も


「CELL レグザ 55X1」

 東芝は7日、家庭用ゲーム機「PlayStation 3(PS3)」のメインプロセッサとして知られる「Cell Broadband Engine」を世界で初めてテレビに採用した液晶テレビ「CELL レグザ 55X1」について、発売日を12月10日に決定したと発表した。オープンプライスで、店頭予想価格は100万円前後の見込み。

 「CELL レグザ 55X1」は、レグザシリーズのフラグシップモデルとして2009年10月に発表された、フルHD(1920×1080ドット)表示に対応した55V型の液晶テレビ。別構成のチューナー部には、11台の地上デジタルチューナー、3台のBS/110度CSデジタルチューナー、1系統の地上アナログチューナーを搭載。録画用HDDは3TB容量で、このうち2TB容量は地上デジタル放送を最大8チャンネル分、約26時間にわたって連続録画する「タイムシフトマシン」機能に割り当てられている。

 発売日発表に合わせて東芝では、インターネット映像特有の圧縮ノイズを検出・分離して補正を実施してクリアな映像が楽しめる「ネット超解像技術」について、ブロードバンドサービスにも適用すると発表した。

 「ネット超解像技術」の適用に伴い、製品発売時に対応予定だった「アクトビラ ビデオ・フル」と「テレビ版Yahoo! JAPAN」、2010年1月末に対応予定だった「ひかりTV」について、2010年2月末に実施するソフトウェア更新での対応に時期が延期された。


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(村松 健至)
2009/12/7 17:42