NTT東、フレッツ・ADSLやひかり電話ルータ利用者に誤請求


 NTT東日本は25日、「フレッツ・ADSL」「フレッツ・ISDN」の解約手続きを行った一部のユーザーに過大請求していたと発表した。

 NTT東日本では、「フレッツ・ADSL」「フレッツ・ISDN」を利用していたユーザーが「フレッツ光」を申し込んだ際に、ユーザーが利用中のサービスを解約したにも関わらず、NTT東が継続して月額料金を請求していたと説明。この原因については「解約の処理を漏らしたため」としている。

 対象ユーザーは274名。NTT東日本では、対象となる各ユーザーに連絡し、ユーザーが支払った金額と本来請求する金額との差額に利息を加えて支払うとしている。支払い金額は平均約9.2万円。

 このほかNTT東日本では、「フレッツ光」を利用したIP電話サービス「ひかり電話」でレンタル提供している「ひかり電話ルータ」にて、オプションの無線LANカード(月額315円/1枚)を利用している一部ユーザーに対し誤請求が発生したと発表した。

 この原因について、「無線LANカードの請求処理システムへのカード登録処理を誤ったため、ユーザーが利用している枚数と異なった枚数で算出した料金を請求した」という。

 対象ユーザー数は、過大請求となったユーザー数が4795名、過小請求となったユーザーが6858名。過大請求の平均金額は約1.1万円、過小請求の平均金額は約1.3万円。

 NTT東日本では、ユーザーに対し利用状況の確認を行った上で、過大請求していた場合には、既に支払った金額と請求する金額の差額に利息を加えて返還する。過小請求の場合には、「適正な請求へ理解いただけるように取り組む」としている。


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(村田 奏子)
2009/12/25 17:50