フジ、提携事業者経由の「見逃し配信」サービスを試験提供


 フジテレビが運営する動画配信サービス「フジテレビ On Demand」は、提携事業者経由での「見逃し対応配信」を試験的に開始する。期間は2009年7月10日から2009年12月末までの約6カ月。

 フジテレビでは、地上波放送で過去に配信した番組を配信する「いつでもTVどこでもTV」のアーカイブ作品を提携事業者経由で2009年2月に開始。今回、放映中の番組をネットで有料配信する「見逃し対応配信」の提携事業者経由での配信について、試験的に開始する。

 9日時点での提携事業者とサービス開始日は、TV向けVODサービス提供事業者の場合、ジュピターエンタテインメントの「J:COMオンデマンド」とネオの「Nextensive」が10日、ひかりoneTVサービスおよび提携ケーブル局の「MOVIE Video Store」が16日。

 PC向けの動画配信サービス事業者の場合、NECビッグローブの「BIGLOBE」、ケイ・オプティコムの「eo動画」、NTTコミュニケーションズの「OCN」、ショウタイムの「ShowTime」が対応。いずれも17日からの配信となる。事業者により、配信しないコンテンツもあるという。

 「見逃し対応配信」試験サービスの7月のラインナップは、「フジテレビ On Demand」で配信中の「爆笑レッドカーペット」、アニメ「青い花」のほか、7月16日より配信を開始する「爆笑レッドシアター」の3作品。価格は「フジテレビ On Demand」に準じ、「爆笑レッドカーペット」と「爆笑レッドシアター」が1話315円、「青い花」が1話210円。単話購入のみ可能で、視聴期間と決済方法は各提携事業者により異なる。

 このほか、「フジテレビ On Demand」では、7月13日より月9ドラマ「ブザー・ビート」のスピンオフ作品を配信する。価格は1話105円で、購入後8日間の視聴できる。


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(村田 奏子)
2009/7/9 15:10