2006年03月17日

パソコン本体を遠くに置けるユニット

 ビデオカードで知られるMatroxがこんなのを発表。Matrox Extio F1400という製品らしい。

 Matrox Extio F1400は、パソコン本体と主要インターフェイスを遠くに離せるというアダプタだ。Matrox Extio F1400とパソコンを光ファイバケーブルで接続すると、ディスプレイやキーボードやマウスやUSBポート等々を、パソコン本体と離れた位置で使えるようになる。パソコンと各種インターフェイス(というかMatrox Extio F1400本体)との距離は最大で250メートルらしい。

 なんか、業務用なフィーリングの製品であり、Matrox Extio F1400の製品写真群を見ても、個人向けじゃないっぽいイメージだ。が、実際コレって個人で使いたい人が多いように思える。

 USB全盛の時代だし、パソコン本体に直接触れる機会って意外と少ないじゃないスか。電源入切時と光学ドライブにアクセスする時くらい? Matrox Extio F1400は恐らく電源も遠隔操作できるんだろうし、USBポートに光学ドライブつなげばいい。パソコンがユーザーのそばにある必要ってのは、あんまりナイのだ。

 逆に、そばにあるとイヤ~ンというケースが少なくない。第一に騒音。ある程度高性能なデスクトップ機となると、そーとー工夫したり投資したりしないと、静かにはならない。これを遠くに置けば実質上の静音化につながるが、キーボードやディスプレイのケーブルの関係で、そう簡単には“パソコンを遠ざけられない”。

 また設置の自由度も広がる。リビングPCを実現したいけどデカい箱がリビングに来るなんて絶対イヤ!! という少なからぬユーザーは、Matrox Extio F1400を中心にリビングPCを実現し、パソコン本体は冷蔵庫の上とか下駄箱付近とか毎晩酒呑んで泥酔就寝するから騒音なんかどーでもいいパパの寝室にでも置いちゃえばいいのだ。

 って何の話をしてますか俺は。ともあれ、このMatrox Extio F1400、なんか非常に良さそう。マルチディスプレイ対応だし。ProTools(のLEとかじゃないほー)を使うスタジオなんかには速攻で導入されそうですな。あとフツーに株式投資やる方面とかにも。でも高価そうですな。個人向け仕様のも安く出してくれないかしら。

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