2006年06月09日

どんどんどんどん大容量に、ナレっ!!

 一時は「HDDやフラッシュメモリの大容量化なんて、もういいよ」とか思った俺。単に、加速的に高まるストレージデバイスのコストパフォーマンスに対する妬み──昔は1GBで○○○○○円だったのに今は1GBで○○円かよ糞ぉ~!! とかいうショボい思いだったが、最近は、加速的に大容量化する流れが非常に嬉しい。

 あ。突然思い出しましたけど、アイ・オー・データのサイトにコラム書いたんですけど、そのコラムの“デバイスの大容量化と低価格化”という章のグラフ、オモシロイっす。HDDの価格について、「2005年現在の売れ筋である300GBモデルは、1994年時点の1GBあたり単価をあてはめると、1台2,227万5,000円」(グラフのキャプションより)という話。昔は大容量ストレージってマジで高かったんですな。

 さておき、最近はこういうニュースを見ると非常に嬉しい。スゲく大容量のHDDが出荷されたヨ、というだけのニュースだが、もーどんどんどんどんどん(中略)どんど(中略)ん大容量化されて発売されまくって欲しい。理由は、例えばデータを非可逆圧縮しなくて済むとか好きなだけバックアップを取れるとか容量を気にせず記録しまくれるとかイロイロあるが、ストレージの大容量化ってやっぱり非常によろしいと思う。

 あ、でも、ウワサによれば、大容量ストレージって、それなりにトラブルも増えるみたいですな。大容量HDDとかって昔と比べるとクラッシュするケースが増えたとか。でもまあ、大容量化・低価格化の現在だし、コンピュータの処理速度も高くなりまくり中だし、バックアップを余分に取っときゃぁイイんじゃん? とか思う俺。

 最近トキメいたニュースはコレ、の、“フラッシュメモリの値下がりに乗じたハイブリッド技術の登場”というレポート。いよいよハイブリッドディスク!! HDDと不揮発性メモリが合体したストレージ!! とりあえず読み書きが高速なメモリに記録し、随時HDDへとデータを移動、みたいな感じで使える大容量・高速なストレージ!! すニャらしい!!

 ……けど、HDDメーカーはハイブリッド化を好まないんすかぁ。HDDがメモリに駆逐される!? ニャるほど。そりゃ困るニャぁ。……でもハイブリッドディスクって、書き込み激っ速である上に超大容量なストレージになるわけで、そーんなモン普及するでしょ絶対!! サムスンも東芝も大儲けでしょ!! そしてサムスンvs東芝でハイブリッドディスクの市場価格が急降下でしょ!! そしてわしらは超大容量かつ超高速かつ安価なフィーリングで、やっぱり、すニャらしい!! とか思った。最近妄想が激しい俺です。

 でもですね、昔とかね、ファイルひとつの保存に悩んだりしたわけですよ。容量的に。このデータは、5MBもあるけど、この先、果たして利用するのかしら? 無駄に5MBも消費していいのかナ? ん~む、どうせ誰かが持ってるだろうから、消去!! みたいな。今なら5MBくらいなら残しても消しても大して変わらないから、残したりしますよね。

 例えば、今とか、テレビ放送とか録画しまくったりする人は、コレとコレは保存版だからDVD-Rに焼いて、コレとコレは消去、あとコレとコレは……微妙だなぁ、どうしよう? みたいな状況。あるいは、ポータブルオーディオプレイヤーにこれらの音楽CDを入れたいが、んーと、じゃあ256Kbpsじゃなくてぇ、160Kbpsでぇ、おりょっ、入らないかぁ、なら128Kbpsにしとくか、みたいな状況。これらは、ストレージが大容量になると、一変しますな。

 ええっテレビ録画し損ねたって……何それ!? 普通全チャンネルを24時間録画するよねぇ。え? そうなんだ。じゃあオレが持ってる古い20TBのハイブリッドレコーダーあげるよ。とか。まぁ時代が変われば“放送を録画する”という考え方自体がなくなるかもしれないが、考え方が変わる速度より、容量が増えるスピードの方が速いような気がして、なんか嬉しい拙者なのである。

投稿者 : 09:00 | トラックバック [ ハードウェア ]

Copyright (c) 2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.