2006年09月13日

レコードを手軽に音楽CD化できるGF-350

CD-Rに書き込み可能なパソコン、オーディオインターフェイス、録音可能なサウンド編集ソフト、レコードプレイヤーがあれば手持ちのレコードを音楽CD化できる

 TEACからアナログレコード音楽CD化マシンが発売されるそうな。型番はGF-350で……あれ? コレってどこかで見たような? そうそう、コレ、ソニー・ファミリークラブ改めライトアップショッピングクラブから送られてくる通販カタログに(たぶん)掲載されていた、気になる装置であった。

 通販雑誌では細かい機能がわからなかった──例えばCD化するときのトラック番号はどうなるのか、てなコトが、インターネット上でサクッと理解できた。

 にゃるほど、自動でも手動でもトラック番号を付けられるんですな。もしかしてフツーのCD-R対応とか? と思ったりしたが、レコードの録音に使えるディスクは音楽用のみ。DIGITAL AUDIOの表示があるCD-RとCD-RWとなっていた。ふーん、胡散臭くない、マジメなハードウェアなんですな。

 でもたぶん、ある程度自分でヤレるパソコンユーザーにとっては、不要な機械なんでしょうな。結局、62,790円とか出したら、オーディオインターフェイスとレコードプレーヤーとソフトウェア揃っちゃうし、その場合、個人で楽しむ範疇だゼっつってフツーのCD-Rを使(以下略)。ある程度凝る場合、ノイズ除去機能やイコライザ系機能を搭載したソフトウェアを使いたくなりますな。レコード特有のスクラッチノイズ等をなくしたり、音質を多少イジったりしたくなる。となると、やっぱレコードのCD化はパソコンでヤルでしょ、とか思えてくる。

 が、このGF-350、便利かもしんない。機能説明読んでると、なんだか録音ボタンおしてレコードに針乗せる程度でレコードのCD化ができそう。細かいコトはできないが、ま、手持ちのレコードをとにかくCDにして聴ければいいってんなら、コレが正解なのかも!?

 細かいコトがデキナイという点が非常にイイのかもしれない。逆に、パソコンでレコードのCD化をするとなると、細かいコトまでデキまくりゆえ、細かいコトをしたくなるというかせざるを得ない心意気になってしまう。ノイズ除去なんか当然やるし、手持ちのレコードの録音レベルをだいたい同様に合わせたくなるし、もちろん音質的に最高と思われるイコライジングをしたくなるし……と、アレもコレもやって最も良い状態でレコード上の音楽をデジタルデータとして残したくなる。

 拙者の場合もレコードのCD化に取り組んでいるが、もーね、なかなか進まないんですな。何年もチョコチョコとやってるんだが、オーディオ処理ソフト側の機能をアレコレ試しちゃうと、あ!! こっちの設定の方が音イイ!! とか思っちゃったりして、既に済んでいるレコードを再度CD化したくなりがち。

 あと、機材も若干面倒と言えば面倒。使うのはレコードプレイヤー、オーディオインターフェイス、パソコンおよびオーディオ処理ソフト程度だが、さぁ久しぶりにレコードのCD化だ!! と思うが、設置・接続がプチ面倒で、そこから試し録音したりして、んーこの設定かなぁあの設定かなぁとか悩み、ホントに録音するまでに何だか疲れてきたりして。

 GF-350の場合、デキることが少ない分、こうにしかならないという諦めが最初にあるわけで、そうしたら、くよくよせずにレコードのCD化を進められますな。その手っ取り早さが魅力だ。一体型なんで、使い勝手も良さそうである。

 でも、うっかりと音質とかにこだわっちゃう人には全然向かない。しかし、この多量のレコードをCD化して聴けたり活用できたりすりゃぁイイってんなら、向く。けどやっぱ最良の音質で残したいと言えばそうだ。が、実際音質なんかにこだわり始めると終わりがないからヤバいと言えよう。
 とかグジグジ言ってる間にレコードのCD化を進めればいいんだよ>俺、と思った。

投稿者 スタパ齋藤 : 2006年09月13日 09:00 [ オーディオ/ビデオ ]

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