2008年03月03日
Core Memoryという写真集
「Core Memory ― ヴィンテージコンピュータの美」はこんな姿で売られている!! A4の長辺をちょっと短くしたくらいのサイズ。オールカラー164ページ。定価3,570円(税込)。オライリー・ジャパン発行、オーム社発売。 |
フニャ田さんから以前に教えてもらった直後見てズギャーム!! と感じたMark Richardsさんによる写真が、日本語版の写真集こと「Core Memory ― ヴィンテージコンピュータの美」となって発売された。
ニャ!! それはタイヘン!! ということで速攻で秋葉原に行って購入。帰宅してじっくり眺めて堪能。興味深く、美しく、隅々まで見ずにはいられない写真集である。ある方面の人なら、この一冊が何度もの晩酌の肴となってくれますな。
古いコンピュータの姿や内部回路を超キレイに撮った写真がビシバシ載ってますヨ。エニアックとかユニバックとかピーディーピーとかクレイとか。単なる記録的あるいはカタログ的な写真ではなく、映画のワンシーンのように緻密なライティングで撮っている。アート性云々ではなく、撮影者の計算機に対する視線に濁りがなくてイカス。そんなふうに見せてくれて、ありがとう、Mark Richardsさん!! てな感じ。
コレね、最高に良いのでスゲくオススメしたいが、買って「ガックリ」する人もあると思う。
例えば、電子機器の基盤を見て、最適化され整然とした美しさを感じつつも、そこから帰納して、古き時代の回路の複雑で力ずくな配線に思いを巡らすような人なら、マジで楽しめる本だ。この本の写真から演繹的妄想を働かせて、現在の基盤やパーツを眺めてニヤつくような楽しみ方もできますな。
が、ソレってナンのコト? とか思う人がこの本を見ると、SFっぽいよね~エイリアンが作った装置みたいだよね~、と楽しめるかもしれないけど、高い写真集だと感じちゃうカモ。
久しぶりに楽しい本買ったニャ~と、(ホントにこの写真集で酒呑んで)酔っぱらって寝て起きたら、版元のO'Reilly Japanから「Core Memory ― ヴィンテージコンピュータの美」が届いた。ニャ!! けけけ献本!! 実に微妙なタイミング!! わー2冊になっちゃった~!! でも嬉しいかも!! ならば1冊は閲覧用、もう1冊は予備として保存!! てな顛末であった。
中身をチラリ。シリコンバレーにあるComputer History Museum所蔵のコンピュータが三十数台掲載されている。複雑なライティングのもと、長時間露光で撮影されたという写真は、色もディテイルも質感も圧巻!! うづぐじい!! | 買った翌日、献本されたヨ!! てなわけで2冊所有!! ……ところでこの写真集、色味的にもモチーフ的にも、パッと見、寺田さんの本と勘違いしちゃったりする、のは拙者だけ? |
簡単なライティングのもと、短時間露光で撮影されたテキトーな猫写真。絶賛寝ぼけ中。 |
投稿者 スタパ齋藤 : 2008年03月03日 09:29 [ ハードウェア ]
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