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2006年02月15日

IMソフト、どう使い分けてますか?

 メールに比べてリアルタイムに送ることができ、電話よりも気軽にコミュニケーションできるIMソフト。使ってみると非常に便利なアプリケーションですが、いろいろなIMソフトがあって使うのに迷ってしまうこともしばしば。もちろん大前提は「コミュニケーションを取りたい相手が使っているIMソフト」だと思いますが、今回はそれぞれのIMソフトで特徴的な機能を独断と偏見でご紹介してみたいと思います。

 まずはマイクロソフトのMSNメッセンジャーの場合、ドラッグ&ドロップ対応のファイル送信機能やビデオチャット機能、リモートアシスタンスとの連携機能といった他機能に加えて、自分で用意した画像でアイコンや絵文字を作れるといったカスタマイズ性の高さが特徴。NAT越えもしっかりしていて、ファイアウォールソフトなどをインストールしていてもほとんどの場面で使えます。何より古くからの定番ソフトということでユーザーも多いため、業務用としては最も利用頻度の高いメッセンジャーです。

ドラッグ&ドロップでファイルを送れるMSNメッセンジャー。背景は標準で用意されたダイナミック画像

 Yahoo!メッセンジャーは「Yahoo!オークション」「My Yahoo!」などYahoo!サービスとの連携はもちろん、オフライン時に送信できるメッセージ機能が独特です。MSNメッセンジャーの場合、相手がオフラインの時にはHotmaillでしかメッセージを送れませんが、Yahoo!メッセンジャーであれば相手がオンラインになった瞬間にオフライン時のメッセージを表示できます。ビデオチャット機能でも、他のソフトでは1対1が標準的ですが、Yahoo!メッセンジャーなら自分のカメラ映像を複数ユーザーへ同時に表示できます。

相手がオフラインでもメッセージを送れるYahoo!メッセンジャー

 P2P電話ソフトとしてのイメージが強いスカイプですが、意外と便利なのがブックマーク機能。複数ユーザーとのチャットをブックマークしておくことで、オフラインの間に他のユーザーがやりとりしていたチャットの内容が、自分がオンラインになったときに全部送られてきます。P2Pで送られてくるために時系列がバラバラになることもありますが、複数のユーザーのオンライン状況を気にすることなく同時に情報をやりとりできるという点で、グループ間での情報共有には便利な機能です。ファイルのドラッグ&ドロップやビデオチャットにも対応しており、実はIMソフトとしての機能も高まっている点も注目です。

3人以上のチャットをブックマークできるスカイプ。オフライン時のやり取りもオンラインになった時に送られてくる

 後発かつ日本では未だ招待制のGoogle Talk。Jabber/XMPPプロトコルを採用することで、Mac OS向けの「iChat」など他のIMソフトと連携できるところが特徴ですが、英語版では最近になってメッセージの履歴をGmailに保存する機能も実装されました。メッセージの履歴は他のIMソフトでも保存できますが、Google TalkはWeb上に保管できるのが何よりの特徴。自宅のチャットでやりとりした内容を外出先から見たい、なんてときには重宝しそうです。日本のユーザーも言語設定を英語(US)に変更するだけで使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

英語版のGmailでGoogle Talkと連携できる機能。言語設定を英語(US)に変更すれば利用できる

投稿者 甲斐祐樹 : 2006年02月15日 17:45

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