バッファロー、11n正式対応の無線LANルータ「WHR-HP-G300N」


WHR-HP-G300N

 バッファローは、IEEE 802.11nに正式対応したとした無線LANルータ親機「WHR-HP-G300N」および子機とのセットモデル3製品を、8月下旬に発売する。標準価格は「WHR-HP-G300N」が1万2075円、カード接続型子機セットおよびUSB 2.0接続型子機セットが1万6485円、LAN端子接続型子機セットが2万1000円。

 「WHR-HP-G300N」は、IEEE 802.11n/b/gに対応した無線LANルータ。バッファローは、Wi-Fi Allianceが7月23日に発表した「ドラフト 2.0の認証テストに合格した機器を正式11n対応機器とする」内容を受け、従来明記していたドラフト表記を外し、11n正式対応とすると19日付で発表した。

 アンテナ構成は送信2×受信2の2ストリームで、外部アンテナは水平方向360度、垂直方向180度に可動。最大伝送速度は300Mbpsで、WHR-G300Nと比較し、条件の悪い通信環境で約1.4倍のスループット向上を図った。また、11n/b/gの同時使用に対応する。

 セキュリティは、無線LANセットアップシステム「AOSS」および「WPS」のほか、WEP(128/64bit)、WPA(AES/TKIP)、WPA2(AES/TKIP)、WPA/WPA2 mixed PSKに対応。また、ステルスSSID、MACアドレスフィルタリングなども利用できる。

 機能面では、デジタルアーツ社が提供する有料のフィルタリングサービス「i-フィルター for BUFFALO」に対応するほか、VPNマルチパススルーに対応し、外出先から自宅PCの電源をオンにするなどの遠隔操作ができる。

 有線LANインターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×4を搭載。本体サイズは142×124×25mm(幅×高×奥行・アンテナ含まず)、重量は約230g。本体背面には、ルータ機能と無線LANアクセスポイント機能を切り替えるスイッチを備える。

 バッファローでは合わせて、無線LAN親機に標準で搭載する2本の外部アンテナを、1つにまとめて増設できる指向性アンテナ「WLE-2DA」を9月下旬に発売。標準価格は5565円で、対応無線規格はIEEE 802.11n/g、送受信構成は2×2となる。

CardBus用 無線LAN子機セット「WHR-HP-G300N/P」USB 2.0用 無線LAN子機セット「WHR-HP-G300N/U」

LAN端子用 無線LAN子機セット「WHR-HP-G300N/E」指向性アンテナ「WLE-2DA」

関連情報



(村田 奏子)
2009/8/19 16:22