写真を自動投稿できる無線LANデジカメ「CEREVO CAM」が12月発売


「CEREVO CAM」

 株式会社Cerevo(セレボ)は、IEEE 802.11n/b/gの無線LAN機能を持ったデジタルカメラ「CEREVO CAM」を、12月中に発売する。標準価格は1万9999円。11月24日正午には同社直販サイト「Cerevo Store」で予約受付を開始し、500円引きで購入できる。

 「CEREVO CAM」は、専用のオンライン写真管理サービス「CEREVO LIFE」と連携して、撮影した写真を「CEREVO LIFE」に自動アップロードできる。また、「CEREVO LIFE」からmixiやlivedoor blog、はてなダイアリー、Twitter、tumblr、フォト蔵、Flickr、Picasaウェブアルバムなどに自動投稿する機能も備えた。

 写真の自動アップロードは、事前に登録した無線LANアクセスポイントが周囲にあるかを本体が確認した上で実行。また、デジタルカメラの利用状況や周囲の無線LANアクセスポイントの有無を学習して、本体の未利用時間帯に写真をアップロードする機能を備える。保存メディアはmicroSDカードで、アップロードが完了した写真はサムネイル画像(合計1GBまで)のみが本体に残され、オリジナル画像は自動削除される。なお、microSDHCカードの利用には現時点で対応しない。

 カメラ部には、900万画素のCMOSイメージセンサーを搭載。画角は左右55度、固定焦点で、焦点距離は35mm換算で42mm相当。また、有効範囲4mのフラッシュ機能も備える。保存形式はJPEGだが、動画撮影に対応させるファームウェアの公開も予定する。本体ディスプレイは480×240ドット表示が可能な2.4型液晶を採用した。


本体背面直販サイトで限定1000台を販売するブラックモデル

 底面に備えるUSBポートは本体の充電用途に加えて、イー・モバイルのデータ通信アダプタの接続が可能。データ通信アダプタの接続時には、写真を撮影しながらアップロードが可能な「ライブアップロード」機能が利用できる。当初対応するデータ通信アダプタはD01HW/D02HW/D21HWの3製品になる。

 無線LANセキュリティは64/128bitのWEP、WPA/WPA2(TKIP/AES)をサポート。本体電源は950mAのリチウムポリマーバッテリーを採用し、連続300枚の撮影が可能としている。また、付属のACアダプタを利用したフル充電時間は約2時間。本体サイズは120×60×16mmで、重量は117g。

 オンライン写真管理サービス「CEREVO LIFE」では、写真のトリミングやモザイク処理といった簡単な編集機能も用意。「CEREVO CAM」からの写真アップロード時にバッテリー残量情報を取得して、「CEREVO LIFE」上で確認が可能。また、バッテリー残量が一定以下になった場合には、指定のメールアドレスにその旨を通知する機能も備える。

 直販サイト「Cerevo Store」では、事前にメールマガジンに登録したユーザーを対象に、11月20日から先行予約を開始。また、11月24日正午から誰でも予約が可能な一般予約を受け付ける。予約販売では、通常価格から500円割り引いた1万9499円で購入が可能。また、通常色のホワイトカラーモデルに加えて、限定1000台のブラックカラーも用意する。

 なお、予約受付は「Cerevo Store」に限られるが、製品自体はAmazon.co.jpや楽天市場を通じても販売する予定という。


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(村松 健至)
2009/11/20 20:01