東京・秋葉原の主要店舗を巡回し、実売価格を調べる「ブロードバンドルータ実売価格調査」。毎月第2、第4金曜日に調査し、新製品、定番品、話題の商品の実売価格を紹介する。
実効スループット90Mbps以上の高速ルータの新製品が出揃った。今回の調査で新製品となるのが、FTP計測で94Mbps、PPPoE時で67Mbpsのスループット性能を掲げたマイクロ総研の「NetGenesis SuperOPT90」。Bフレッツで利用した場合に重要なPPPoE時のスループットが速い点を強調する製品で、ブロードバンドルータとしては高めの1万9800円前後の値を付けている。
発売が遅れていたNECのIEEE 802.11aの無線LANに対応したルータ「WA7500H」も店頭に並んだ。価格は5万2800~5万4800円だが、無線LANカードを同梱しており、クライアントパソコン1台までは、無線LANカードを買い足すことなく利用できる。増設用の無線LANカード「WL54AC」の店頭価格は1万4800円前後。
高速タイプのルータが出揃ったところで、1ランク下のスループット性能を持つルータの値下がりも目立つ。7月に発売されたコレガの「BAR SW-4P VA」は、最安値で9279円と1万円を切り、ファイアウォール機能とVPNサーバー機能を持つオムロンの「MR104FH」も1万4800円前後と5000円も値を下げた。
また、NTT東日本からフレッツ・ADSL モアと同時に発表されたADSLモデムが9800円と戦略価格を打ち出している影響を受け、現行の「ADSLモデム-MN」も12999~14000円と大きく値を下げた。店舗によっては別売の純正スプリッタを付属させるところもあり、事業者のサポートが必要なユーザーには買い得となっている。
【調査日:2002年09月13日】
調査店舗: 石丸電気パソコンタワー、カクタソフマップ、ツクモパソコン本店、DOS/Vパラダイスネットワークセンター、LAOX THE COMPUTER館
□Broadband Router Index
http://bb.watch.impress.co.jp/catalog/brouter/index1.htm
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