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リメイク版「Shall we Dance?」記者会見でリチャード・ギアが来日(2005/03/28)

リチャード・ギア(右)と監督のピーター・チェルソム(左)
 パークハイアット東京(西新宿)にて3月28日、日本での公開を控えた映画「Shall we Dance?」のピーター・チェルソム監督と、主演の俳優リチャード・ギア氏の記者会見が行われた。

 主催者側の発表によると、この日集まった取材メディアは合計610媒体。ひな壇の前には約100台のスチールカメラが並び、リメイク版「Shall we Dance?」への関心の高さをうかがわせた。

 われんばかりの拍手とフラッシュを浴びながら登場したチェルソム監督とギア氏は終始笑顔。字幕でおなじみの戸田奈津子氏もギア氏側の通訳として登場し、取材陣との橋渡しを勤めた。

 冒頭の挨拶でチェルソム監督は「今非常に興奮しているし、ナーバスな気持ちだ。最初オファーがあったとき、オリジナルがあまりにすばらしい作品なので一度は断った。しかし今は引き受けたのは間違いではなかったとみなさんに教えていただければうれしい」と語った。

 親日家としても知られ、今回が7度目の来日になるギア氏は、「初来日は25年前だけど、そのときはこんなにカメラはいなかったよ! 今日はほんとにびっくりだ。25年前ってことは、この中には生まれてなかった人もいるよね?」とコメント。続けて「いつもは来日してから京都に行ったけれど、最初に東京に来ると時差ぼけのせいで何を取材されたかさっぱり覚えていなかった。だから今回は最初に京都にいって時差ぼけを解消してから東京に来た。おかげで今日はとってもクリアな頭だよ」と取材陣を笑わせたのち、「日本版は本当にパーフェクトだ。もうあんな風に作ることはできない。だから作る際にはとにかく“ベスト”を心がけて作った。それが日本のみなさんに伝わるとうれしい」と語った。

 質疑応答の中でギア氏は、自らが5カ月に渡って通ったダンス教室での出来事や、撮影後に行われた結婚披露宴の際、奥さんとスポットライトを浴びながら、初めてダンスを踊ったこと、そのために奥さんが彼に秘密で社交ダンスを習っており、非常に驚かされたといった映画顔負けの話題も披露。リメイク版のキャッチコピーが「幸せに飽きたら、ダンスを習おう。」とされている点については「飽きるというのはいい言葉じゃないよね。この映画は何かに飽きた人の話じゃないよ! そのコピー、僕は納得してませんよ、ギャガさん?」と突っ込み、映画に対する思い入れを伺わせた。

 世界で評価された日本作品をリメイクする苦労について聞かれたチェルソム監督は「非常にオリジナル版に近いと自負している。ただオリジナルと異なるのは、異なったフィルターを通して語られる点だ。パーフェクトな人生でも時には欠けているものがある。その点を描いているのがオリジナルと異なる」と回答。饒舌なギア氏とは対照的に静かな語り口の監督だが、その言葉の中にはオリジナルに負けない作品に仕上がっているという自信が感じられた。

親日家でもあるリチャード・ギアは今回が7度目の来日 静かな語り口の中に作品への自信を伺わせたピーター・チェルソム監督


□「Shall we Danse?」公式サイト
http://www.shallwedance-movie.jp/
□関連記事:ギャガ、リチャード・ギア主演の映画「Shall we Dance?」公式サイト
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/8395.html

(Broadband Watch編集部)

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