Web2.0は、「理解するもの」から実際に「使うもの」へと変化しています。あなたはWeb2.0をどれだけ使いこなしていますか? Web2.0サービスを仕事や生活で「使う」ための本、インプレスジャパンの新刊書籍「実践 Web2.0 BOOK」から、その一部を紹介する連動企画です。
第1回はChapter1から「メールはWebから、検索はツールバーからすばやく呼び出す」と、Googleウェブ検索の使い方をご紹介します。
| 人気ブロガー直伝! 一歩先行くWeb2.0的ワーキングスタイル 実践 Web2.0 BOOK
津久井玲宏/古川健介/野間恒毅/秋田真宏/吉川英興/秋元裕樹 共著 |
■ メールはWebから、検索はツールバーからすばやく呼び出す
誰もがもっともよく利用するインターネットのサービスは、メールと検索だ。メールと検索の達人になるには、Googleウェブ検索やGmailなど、Googleのサービスを使いこなすことが必須だ。
これらをうまく活用すれば、インターネットライフがさらに効率的に楽しくなることは間違いない。
「実践 Web2.0 BOOK」では、8つのテーマに分かれたWeb2.0サービスの活用事例と、各サービスの操作手順との組み合わせで、Web2.0サービスが使いこなせるようになっています。ここでは、各章の活用事例全文を再掲載し、各サービスの操作手順は1サービス分をまるごとPDFで公開します。 |
■ 検索サービス
ビジネスだけでなく、インターネットを使う上ですべての基本となるのが検索サービスだ。
ロボット型検索サービス[注1]のGoogle(グーグル)は、検索結果の信頼性や検索スピードの面から、最も強力な検索エンジンと言えるだろう。
Webページだけではなく、画像やニュース、地図など、さまざまなものを“検索”できる。たとえば住所から地図や、気になる会社の株価も調べられる。
また、ケータイからも、Googleでさまざまな検索ができる。
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Google http://www.google.jp/
大量のWebページを高速に収集しており、それらをさまざまな条件で検索できる
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イメージ検索では、キーワードやファイル形式、サイズなどでWeb上の画像を検索できる
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過去1ヶ月以内のWeb上のニュースから、キーワードで記事を検索できる
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Googleマップでは、住所や施設名で地図を検索し、航空写真を見たり、自分専用のページに保存したりできる
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[注1]ロボット型検索サービス
ロボット、またはクローラーと呼ばれるプログラムが定期的にWebページを自動収集し、データベース化した検索サービス。
[注2]ディレクトリ型検索サービス
Webサイトを人手によってカテゴリーに分け、階層式に分類して登録している検索サービス。
【編集部注】 現在、Yahoo! JAPANではディレクトリ型検索に加え、独自の技術「Yahoo! Search Technology」(YST)を採用したロボット検索も提供しています。 | |
■ Webメール
Googleは、Gmail(ジーメール)というWebメールも提供している。
Webメールとは、ブラウザー上から送受信できるメールサービスのこと。送受信したメールはWeb上に保存されているので、インターネットに接続できる環境であれば、勤務先からも自宅からもアクセスできて便利だ。
Gmailは、一般的なメールソフトとほぼ同等の機能を備えた高機能なWebメールだ。保存できるメールの容量は2GB以上あるので、残り容量を気にせずにどんどん使える。GmailのメールはGoogleの検索機能で検索できるので、メールが大量になっても探しやすい。
また、設定すれば、Gmail以外のメールアドレスでメールを送受信できるので、複数のメールアドレスを持っているなら、すべてのメールをGmailで一括管理すると便利だ。
もちろんケータイからも利用でき、ケータイで画像、Word文書、PDFファイルなどの添付ファイルを表示することもできるので、メインのメールアドレスからメールを転送して、外出先からの確認用として使ってもいい。
■ デスクトップ検索
Googleの検索対象がパソコンの中にまで広げられるのが、Googleデスクトップ検索だ。
Googleデスクトップをインストールして実行すると、使い慣れたGoogleで、Webページと同じように、パソコンの中のファイルを探し出すことができる。検索できるのは、メール、画像、音楽、テキストファイル、Word/Excel/PowerPoint/PDFファイル、チャットのログ、閲覧したWebページの履歴など。
整理整頓が苦手で、いつも探しているファイルが見つからないような人でも、目的のファイルにすばやくたどり着けるようになるはずだ。
Googleデスクトップを活用すれば、ファイルを探す時間、そしてファイルが見つからないストレスから解放され、効率よく仕事を進められるようになるだろう。
■ ツールバー
Googleでの検索をさらに便利にしてくれるのが、Googleツールバーだ。
Googleツールバーをインストールすると、Internet ExplorerのツールバーにGoogleの検索ボックスなどが表示されるので、わざわざGoogleにアクセスしなくても、気になった単語をいつでもすばやく検索できるようになる。
また、Googleツールバーには、Googleデスクトップ検索やGoogleマップなど、Googleの便利な機能へのボタンもついているので、好きな検索方法で一発検索できる。些細な時間短縮だが、こうした細かな積み重ねが時間を有効に活用するポイントだ。
日常的にGoogleを使っているなら、ぜひ活用したい。
■ パーソナライズドページ
ここまででGoogleのサービスは1クリックで利用できる状態になったが、Google以外のサイトを利用するときは、ブラウザーのお気に入りなどに登録しておくか、一度Googleで検索してから、リンクをクリックして移動する必要がある。
だが、Googleのパーソナライズドページ、iGoogle(アイグーグル)を使うと、Googleと、それ以外のよく使うサイトを同じページに表示させ、Googleを自分専用のポータルページにすることができる。
Googleの検索ボックスといっしょに、Gmailの受信トレイや、ニュースや天気予報、その他人気サイトやゲームなども、マウスで動かして好みの位置に表示できる。
iGoogleをブラウザーのスタートページにしておけば、ブラウザーを開いただけで、必要な情報をすばやく一覧できる。
■ タブブラウザー
インターネットで情報収集していると、たくさんのサイトを見て回ることになる。そういう場合には、Internet Explorer 7をはじめとする、タブブラウザーが便利だ。たくさんのページを同時に開いても、ひとつのウィンドウ内にすっきりまとめてくれるので、ディスプレイがごちゃごちゃしないのがよい。
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Internet Explorer 7
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タブブラウザーはほかにも、それぞれ便利な機能を搭載している。好みのブラウザーをみつけて、快適にインターネットを活用しよう。(津久井玲宏)
「実践 Web2.0 BOOK」のChapter1「メールと検索を使いこなそう」では、Google/Gmail/Googleデスクトップ/iGoogleの使い方を紹介しています。今回はこの中から「1-1 Googleウェブ検索」全ページをPDFで公開します。その他のサービスについても知りたい方は、書籍またはPDF版をお買い求めください。
公開されているPDFは、無断での複製・配信・送信・送信可能化を禁じます。また、ホームページ上における掲載、オークション販売なども一切禁止します。
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■ URL
実践 Web2.0 BOOK
http://home.impress.co.jp/reference/2418.htm
実践Web2.0 BOOK【PDF版】
http://home.impress.co.jp/reference/EL070011.htm
立ち読みインプレス:実践 Web2.0 BOOK(IEのみ対応)
http://ebook.webcatalog.jp/engine/isapi/frame.dll?bc=9405&ul=ja
2007/09/06 11:07
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