新型成田エクスプレス「E259系」で走行中も無線LAN利用が可能に
新型成田エクスプレス「E259系」 |
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、10月1日から運転を開始する新型成田エクスプレス「E259系」車両内に無線LANアクセスポイントを設置し、走行中にも無線LANが利用できるサービスを開始する。対応する公衆無線LANサービスは「UQ Wi-Fi」と「BBモバイルポイント」の2種類。
サービスは、E259系が運転を開始する10月1日から開始。車内の無線LANアクセスポイントで受信した無線LANデータをWiMAX送受信機で中継し、屋根上に設置したWiMAX対応アンテナを通じてWiMAX網に接続する。接続サービス区間は、トンネル区間を除いた成田エクスプレス運転区間全線。
サービスの利用には、UQコミュニケーションズがモバイルWiMAX「UQ WiMAX」の契約者向けに提供する無線LANサービス「UQ Wi-Fi」またはソフトバンクテレコムが提供するISP向け無線LANサービス「BBモバイルポイント」のいずれかと契約する必要がある。対応無線規格はいずれもIEEE 802.11b/g。
JR東日本ではサービス開始の背景として、「UQコミュニケーションズによるモバイルWiMAX対応エリアが成田エクスプレス走行ルートの沿線でほぼ整備され、高速走行する車上と地上間のデータ通信が大容量かつ安定的に確保される見通しが立ったため」としている。
E259系は車内全席にAC100Vのコンセントを備えるほか、E259系のほか京葉線の新型車両「E233系」においても、2010年2月頃より各車両に設置した液晶案内装置へのデータ伝送にWiMAX網を利用する予定という。
2009/9/3 13:58