ニコ生、ユーザー生放送などでもタイムシフト機能が利用可能に


 ニワンゴは23日、「ニコニコ動画(9)」のライブ配信サービス「ニコニコ生放送」で、タイムシフト機能の対象番組を拡大するなどの機能強化を実施した。

 「タイムシフト機能」は、配信開始30分前までに配信番組を視聴ユーザーが事前予約することで、ライブ配信中に書き込まれたコメントやアンケート結果などを再現した状態で番組を再生できる機能。視聴可能期間は、配信終了翌日から7日以内。また、月額525円の「プレミアム会員」であれば、番組の事前予約の必要なく、同機能を利用できる。

 今回の機能強化では、タイムシフト機能を利用できる番組を、ニコニコ生放送の公式番組に加えて、ユーザーが配信する「ユーザー生放送」、ニコニコチャンネル参加企業が配信する「チャンネル生放送」に拡大。加えて、過去7日間の配信番組を検索できる「過去検索機能」やタイムシフト予約数のランキング機能を追加した。


タイムシフトの過去検索機能なども追加されたニコ生クルーズも新たに開始

 また、「ユーザー生放送」で配信している番組のうち、「凸待ち」カテゴリに表示されている番組をランダムに再生していく番組「ニコ生クルーズ」を開始。12月23日の初回配信のみ17時30分から26時30分まで実施され、以降は20時30分から26時30分の時間で毎日実施される。

 「ニコ生クルーズ」では、1つの「ユーザー生放送」番組を20秒間再生したのち、継続して視聴するかを問うアンケートが実施され、回答結果で「いいえ」が多かった場合には次の番組が再生される。なお、「ユーザー生放送」の配信ユーザーに対しては「ニコ生クルーズ」が開始される前にお知らせを表示。また、同番組で投稿されたコメントは、配信ユーザー側のテロップ欄に表示される。

 合わせて、モバイルサービス向けの機能強化も実施。NTTドコモの携帯電話では、ニコニコ動画の未入会ユーザーを含めて、最長5分間の動画を「iモーション」で視聴できる機能を追加した。ソフトバンクモバイルの無線LAN機能「ケータイWi-Fi」に対応する携帯電話では、「ニコ生モバイル」で「ユーザー生放送」の視聴にも対応した。

 このほか、画像を投稿してスライドショー再生できる「ニコニコ静画」で、モバイル版サービスを開始。NTTドコモ/au/ソフトバンクモバイルの携帯電話から利用が可能で、今後は携帯電話からのお題作成や画像投稿機能の実装も予定する。


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(村松 健至)
2009/12/24 16:40