2009年06月05日

俺的HDD破棄方法

 容量は右肩上がりで価格は右肩下がりのHDD。2年前に買ったHDDなのに、もう容量的に(も速度的にも)陳腐化した、てな話は茶飯事。結果、大容量のものに交換。古いHDDは……貰い手すらなく捨てるハメに。拙者もよく捨ててますヨ。でも、内部のデータの抹消とか面倒ですな。

 そこで、拙者のHDDの捨て方をヒトツ。特殊なドライバーが1本あれば、わりと安心してHDDを捨てられる。

 必要なドライバーは、トルクスドライバーと呼ばれる星形のもの。ヘキサローブドライバーやヘックスグローブドライバーなど、ほかの呼び名もあるようだ。サイズだが、トルクスのサイズに関して知らないので、拙者が使っているドライバーの横に書いてある文字列(型番含む)をそのまま書くと「RUBICON 181 T8H」となっている。

 ともあれ、このドライバーがあれば、一般的な3.5インチHDDを分解してディスクを取り出せる。で、ディスク部分を取り出して破壊しちゃうとかして捨てれば、情報漏洩の心配ほぼゼロ。HDDの分解は、慣れれば5分かからずできるので、手っ取り早さも良さげでしょ!?

 てなわけで、分解&ディスク取り出し手順を写真でどうぞ。写真はSeagateのHDDだが、MaxtorのHDDなども似たような手順で分解できる。


(1)トルクスドライバーと捨てるHDDを用意する。トルクスドライバーは大きめのホームセンターなんかで扱っているので、HDDを持っていって「コレに合うトルクスドライバーをおくんニャさい」と言えばいいと思いますヨ!!(2)基板側じゃないほーにネジ止めされているのがフタ部分。フタを止めているネジを全部外す。ネジはHDD外周にあるだけに見えるが、ラベル下(ヘッド軸の部分)にもネジが隠れている。ので、これも外す。

(3)パカッとな。キレイなディスク、そして刃物みたいなヘッドが露出する。このままハンマーで叩いてディスクを壊し、再びフタを閉めて捨てる、とう手もある。(4)ヘッドやディスクを覆うカバー類も外す。これらもトルクストライバーでネジを外せばOK(単に引き抜くだけの部品もある)。ヘッドカバーは強力なマグネットなので、ネジを外した後、ドライバーでこじるようにしてヘッドのコイル部分から引き離す感じ。(5)ディスクを固定しているリングもトルクスドライバーで外せる。てか、ちょっと触っただけでディスクに指紋がぁ~。キレイだったのにぃ~。






(6)こんなふうに外せる。ディスクは薄いガラス板だと思うが、これを厚手のビニール袋に入れて叩けばパリンと割れちゃう(割れないタイプもあるかもしれない)。ディスクを壊すときは怪我に気をつけて!!

(7)ディスクはピカピカの鏡のよう。軽く叩くと澄んだ音色が。何かに二次利用するのも楽しいですな。なお、いったん取り出したり触ったりしたディスクを再度HDD内に戻しても、エラー続出で使い物にならなかったりする。けど、データは残っているので、扱いは慎重に(このまま捨てると不安ってコトで)。

(8)ニャ、ニャんか音がするぞ!! あれは3.5インチHDDから取り出したディスクを叩いた音だわ。ニャ、ニャんでそんなコト知ってるの? ニャ。ニャニャ!! みたいな。

投稿者 スタパ齋藤 : 2009年06月05日 11:00 [ ハードウェア ]

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