| ヤマハで主にネットを活用した新商品のプランニングを担当し、祝日にはカメラマンとバンドマンをしている須田英之です。この度はデスクトップ百景のお話をいただいたので、職場と自宅のPCについて紹介させていただきます。
 
 
 
 
 ■ 発想を邪魔しない黒地の背景。ファイルはプロジェクト毎にフォルダ管理会社PCのデスクトップは至ってシンプルです。Dell XPSに1,600×1,200ピクセルのディスプレイを2台を接続しメインディスプレイを正面に、サブディスプレイを右側に置いています。メインディスプレイの左にはノートPCの「dynabook SS」を置き、同じネットワーク内のPCを1つのキーボードで操作できる「Synergy」で2台を操作しています。 
 
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| デスクトップはデュアルディスプレイ |  太っている人は集中力がないと良く言われますが、その言葉の通り私は集中力が持続しないので、なるべく集中力をそがないよう、デスクトップの背景は真っ黒です。メールソフトも期日が迫ってきた時は、数時間に1回しか立ち上げないようにしています。
 
 一番長い時間向き合っているソフトは「Mindjet MindManager Pro 7」。最終的には企画書や要件定義書に落とし込みますが、その前段階のフェーズではこのソフトでひたすらマインドマップを書いています。会社に来てネット徘徊したり、本を読んだり、空想したりして必要な情報を集めつつ、マインドマップを書きながら頭の中を整理する日々です。
 
 ブラウザはSleipnir。特にカスタマイズはしていませんが、リンクに良く見るサイトを英語数文字で設定しています。例えば[mec]は、昔私が担当していた「musicEclub」といった具合です。部署内の情報共有にはWikiを使っているので、集中してマインドマップを書いている時以外は常時サブディスプレイにSleipnirを立ち上げています。
 
 
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| ブラウザはSleipnir |  ドキュメントや画像ファイルなどはあまりデスクトップに置きません。プロジェクト単位で分けられる業務がほとんどなので、プロジェクトフォルダを作ってその中に保存しています。
 
 このデスクトップ百景を例に挙げると、「My Docs」「Document」「デスクトップ百景関連」というフォルダを作成し、さらに画像用に「img」フォルダを作る感じですね。長い期間に渡って続くプロジェクトは、上期と下期でフォルダを分けています。
 
 個人情報以外のデータはポータブルHDDに入れて持ち歩いているので、ドキュメントが分散することはありません。逆にいうとHDDを家に忘れると仕事ができません。忘れた時は諦めて情報インプットの日にしています。
 
 面白そうなサイトは次見たときに消えているかもしれないので、プリントディスプレイを使って「YYYYMMDD_[分類]_[内容].jpg」というファイル名で画像として保存しておきます。例えば「20080530_webアプリ_無料で作曲系_1.jpg」という感じです。ここをさぼって「名称未設定1.jpg」とかにしておくと絶対に読まなくなってしまうので、ここは妥協しないのがポイントです。
 
 
 
 
 ■ ドキドキわくわくを生み出す背景。常時4つのメッセをオン自宅では3台のPCをSynergyで繋ぎ、メインPCのキーボードとマウスでコントロールをしています。メインPCが自作機で、ブログ更新やチャット、写真・映像編集などほとんどの作業を担っています。自宅にいて起きている時間のほとんどをこのPCの前で過ごしていると言っても過言ではありません。USBハブを介して、ロジクールのWebカメラやMIDIキーボードなどが繋がっています。机にスペースがないため、マウスではなくトラックボールを利用しています。 
 
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| 自宅では3台のノートPCをSynergyで接続 |  いつも深夜4時ぐらいまでブログを書いたり、翌日の仕事の事を考えたりしています。この時間は、一番ひらめきが起きやすいので、とりあえずPCの前にいます。また、この時間には必ずと言っていいほどオンラインな友人がいるので、コミュニケーションを取ったりしています。Windows LiveメッセンジャーとYahoo!メッセンジャーとGoogle TalkとSkypeではそれぞれ登録されている友達が違うので、全部を常に起動しています。
 
 左のノートPCは、メインPCがレンダリングなどをしている時の待ち時間にネットサーフィンをしたり、ソースを書いたりする時に使います。特にソースを書くときはベランダに行ったり、ソファにいったりうろうろしながら書くので、ノートPCを使うことが多いです。
 
 メインディスプレイで画面を大きく使う作業の時はメッセンジャーソフトをノートで起動するので、ノートのスクリーンがチャット画面だけで埋まる事が多々あります。右のMacBook Proは主にレコーディング用です。すべてのPCに「Cubase4」というDAWソフトが入っていて、何処でも作曲・レコーディングができるようにしています。
 
 デスクトップの背景は、ほとんどが自分で撮影した写真です。背景に飽きるとカメラを持ってドライブに行き、撮影した画像を背景にしています。大体1枚の写真を背景にしておくのは2カ月程度ですね。そろそろ夏が近いので、青空の写真に変えると思います。
 
 会社の業務も、自宅での作業も、基本的にひらめきが重要な仕事なので、デスクトップはすっきりにしておき、ドキドキわくわくする写真を置いておきます。何か詰まると写真を見るので、「Windows+D」を頻繁に押して背景を表示しています。写真1つで気持ちの高揚感が変わるので、いろいろ試すと面白いですよ。
 
 会社のPCにも自宅のPCにも共通して言えることですが、それぞれのPCに入っているソフトが違っていて、PC自体の用途が違うので、クィック起動のソフト配列が違います。会社のPCは「MindMap」「Internet Explorer」「Sleipnir」「Firefox」とブラウザが3連続で続きますが、自宅のメインPCは「メールソフト」「Photoshop」「Internet Explorer」「Sleipnir」「Cubase」「Macromedia系」とPhotoshopがありますし、ノートPCは一番最初にエディタである秀丸があります。
 
 
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| 背景は自分で撮影した画像 |  
 
 
 
 ■ プリンタもHDDもすべてネットワークで接続自宅では私のPCが3台、妻のPCが2台、NASが2台、プリンタがレーザーとインクジェットの2台、Wii、DSが2台、PS3、PSPの合計14台がすべてネットワーク接続されています。集中してレタッチをしているときにレーザープリンタが動き出すと心臓が止まりそうになりますが、いちいちUSBをつなぎに移動するよりは効率的です。 
 
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| 自宅では合計14台をネットワークで接続 |  デスクトップ百景的に直接関係はありませんが、一番の工夫は部屋のレイアウトです。基本的に、この椅子に座ったままですべての作業ができます。一日家にいると、歩数計の歩数が数百歩になることも。これじゃ痩せられませんね。でも、このレイアウトを作る為に、机をのこぎりで切ったり大変だったんですよ。できる限りひらめきが生まれるタイミングを阻害しないように、部屋もデスクトップも整理をしておくことが大事だと思います。
 
 
 
 ■須田英之の利用ソフト・サービス 2008/06/13 11:14
 
 
 
|  | 須田英之 ヤマハにてすべての創作活動を応援するために日々産みの苦しみに苛まれている。休日はカメラマンとして主にライブ撮影やアーティスト写真を撮影。最近料理に目覚めて、出汁の深みにはまり中。ブログ「須田英之の独り言。」を毎日更新中。
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