米Eye-Fi、RAW形式やアドホックモードに対応した「Eye-Fi Pro」


Eye-Fi Pro

 米Eye-Fiは10日(米国時間)、無線LAN機能を搭載したSDメモリカード「Eye-Fi」で、RAWファイルに対応した新モデル「Eye-Fi Pro」を発売した。価格は149ドルで、メモリ容量は4GB。日本での発売は未定。

 「Eye-Fi Pro」は、RAWファイルに加え、従来モデルが対応するJPEGファイルや動画ファイルのアップロードが可能。各ファイルは、Eye-Fiのサーバーを経由して、ユーザーが指定したオンラインサービスや、専用ユーティリティ「Eye-Fi Manager」をインストールしたPCにアップロードできる。RAWファイルのアップロード先は個別設定が可能で、Eye-Fi社では基本的にPCへのアップロードを想定している。

 また、PCや携帯機器を介して、ファイルをアップロードする「アドホックモード」も新たにサポート。なお、RAWファイル、アドホックモードともに従来モデルでの対応は予定しないという。

 合わせて、Eye-Fi全モデルを対象に、指定ファイルのみをアップロードできる機能を追加する。Eye-Fiカードではこれまで、撮影した全ファイルがアップロードされていたが、新機能を利用することで、デジタルカメラ側の設定画面でプロテクトモードを有効にしたファイルのみをアップロードできるようになる。

 この機能は、近日公開予定の「Eye-Fi Manager」の新バージョンを適用すれば、日本向け製品でも利用できる。


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(村松 健至)
2009/6/11 15:40