2006年06月26日

アナログ(系)シンセは愉快

 ローランドのSH-201を買ってからというもの、時間を見つけてはツマミいじって音色を楽しんでいる俺。ていうか現実逃避するかのようにシンセいじり中とも言えよう。

 SH-201は、大雑把に言えばアナログシンセ(ホントはアナログライクな音色・操作性をデジタル技術によりシミュレートしたシンセサイザ)で、ぶっちゃけた話、比較的に敷居が低くて愉快だ。何となくイジってると、それとなく音が変化し、あーナルホドこのツマミをいじると音が丸くなったり尖ったりするのか~、てな感じで感覚的に遊べる。

 やっぱアナログシンセは親しみやすいですな!! ツマミ万歳って感じですな!! デジカメなんかもツマミ&ダイヤルだらけにして欲しいモンですな!! 中身はデジタルでもかまいませんけど、歴史の超長いアナログ的インターフェースは成熟度が違うと思ったりする。

 アナログシンセの良さを再認識したりしつつ思い出した。そうそう、パソコン上で動くアナログシンセ(のソフト)を持ってるわしなのであった。

 いくつか持ってるんですけど、例えばArturia(アートリア)のminimoog V。その名の通り、故Bob Moog氏謹製のminimoogシンセサイザ、のソフトウェア版であるが、コレ、凄いんですよホントに。

 実はシンセマニアな友人のU君がモノホンのminimoog持ってるんで度々触らせてもらってんスけど、モノホンminimoogとArturia minimoog Vの音が激似!! 腹をえぐって脊髄撫で回すような粘っこいベースサウンドも、鋭いんだけどナゼか野太いリードサウンドも、しっかり出るのだ。ていうか拙者にはハッキリ言ってどっちの音がどっちのだか判別できないっス。

 最近のソフトシンセはスゲィですな。とか思うのだが、ソフトシンセには大きな残念点がある。それは、ツマミやフェーダーを操作するのにマウスを用いるということ。仮想的にツマミが回せるようになっているが、直に手でツマミ触るんじゃなくてマウス経由でツマミにアクセスするという点が、やはり興ざめなのである。

 そういう点で、Arturia minimoog Vよりもモノホンminimoogの方が約4096倍楽しいし使いやすいと思った。いやむしろ、操作の楽しさで言えばArturia minimoog VよりもSH-201の方が約1,024倍楽しいと思った。あとローランドはSYSTEM 100Mの復刻版出せばいいのにと思った。

minimoogのバーチャル版ことArturia minimoog V(アイデックス音楽総研)。画面上に表示される様子は、ロゴパネルや一部機能ボタン類を除いて本物のminimoogとほぼ同じ。出てくる音も本物と同じと感じられるレベルで凄いヨ!!minimoogのリアル版っていうか本物のminimoog。古い機材なのでメンテナンスが必要だったりするが、ツマミいじれて激愉快&音もイカシ過ぎ!! パネルデザインやそのフォント類も非常に美しい

投稿者 スタパ齋藤 : 2006年06月26日 09:00 [ オーディオ/ビデオ ]

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