フリーでWebプロデューサーをしている吉崎陽介山です。海外旅行情報サービス「トラベルノート」を展開していることもあって毎月のように海外を旅しており、この文章も飛行機の中で書いています。今回はそんな私のデスクトップをご紹介いたします。
|
海外旅行リピーターと現地特派員がつくる「トラベルノート」
|
■ メインマシンは常にMac
小学生の時に「VIC-1001」でパソコンと出会い、当時のApple IIへの憧れもあって「Macintosh LC630」を使い始めて以来、ずっとメインマシンはMacです。
現在は自宅で「Mac mini」をサーバーマシンとして置き、毎日2kg以上あるMacBookを持ち歩いています。「Eee PC」などの軽量端末には昔から興味があり、「PSION NetBookPro」も使っていたこともありますがやはりMacの使い勝手の良さからは抜けられません。薄くなったMacBook Airもいいですが、アップルにはぜひフルキーボードを搭載したB5サイズのMacを出してほしいと思っています。
Macを使い続ける理由はここで紹介するアプリケーションの素晴らしさもありますが、何よりもMac OS Xの基本機能に惚れています。
例えばデスクトップをマルチディスプレイのように使える「Spaces」は、私にとってなくてはならない機能になりました。仕事に集中すべきときは、ディスプレイに「Twitter Pod」や「BathyScaphe」(2chブラウザ)が見えていると遊んでしまうので(笑)、Spacesで画面を縦2×横2に分けて、TwitterPodなどのアプリケーションは別の画面に置きながら作業内容によってデスクトップを切り替えています。
|
仕事内容によってデスクトップを分割
|
■ FirefoxとThunderbirdがメインアプリ
ブラウザは「Safari」をメインに使ってきましたが、現在は「Firefox 3」に完全移行しました。やはりスピードが決め手でしたが、Mac版は「3」で大幅に不具合修正がされたことが大きいです。また、必要に応じて立ち上げて使っていたアドオンをデフォルトブラウザで使える恩恵もあり、特に「ScrapBook」は重宝しています。
メールは発表当時から「Thunderbird」を使い続けています。サラリーマン時代、自宅のMacと会社のWindowsとのメールアーカイブの同期ができる唯一のメーラーでした。なによりも、縦3ペインのレイアウトが気に入っています。もちろん「Gmail」ですべてのメールアカウントを確認できるようにしていますが、飛行機内でメールを書くにはやはりローカルにないと困るのです。
情報取得ツールとして欠かせないRSSリーダーは「HanRSS」を使っています。
|
シンプルで使いやすいHanRSS
|
韓国生まれのWeb型RSSリーダーですが、必要最低限の機能が揃っており、なによりも非常に安定しています。「livedoor Reader」や「Google Reader」は高機能ですが使い方が難しく、RSSリーダーはギークと逆の方向に進まないといつまで経っても一般化しないのでは、と感じています。
■ デスクトップはスクリーンショット用に「真っ白」
デスクトップはこのとおり真っ白です。壁紙を貼らない理由は、とにかくスクリーンショットを撮りまくるからです。スクリーンショットのツールは「Screenshot Plus」というMac OS XのDashboardウィジェットで、Webサイトの修正依頼などもその部分だけキャプチャします。背景を真っ白にすることによって、ムダなものが映りこまなくていいのです。
|
スクリーンショットは真っ白です
|
議事録、アイデアプロセッサ、より論理性やストーリー性を持たせる必要があるプレゼンテーションを作るツールとして「Omni Outliner Professional」は手放せません。あらゆるアウトラインプロセッサを試してきましたが、これに勝るソフトはありませんでした。
|
もはやペンとノートの「Omni Outliner」
|
プレゼン資料は、まとまったアウトラインを「Keynote」にエクスポートして作成していきます。「Keynote」よりも「PowerPoint」の方が高性能だとは思いますが、たいていの人がPowerPointのプレゼンに見飽きているということもあり、ちょっとしたテイストの違いだけでずいぶん印象が変わるようです。ちなみに、作成したプレゼン文書はPDFにして使用します。
■ iCalとケータイでスケジュールとToDoを管理
|
Symbianアプリ「Handy Calendar」
|
現在大小3つのプロジェクトを並行して進めていて、週に3日はある会社に出勤しています。そのため、スケジュールとToDo管理はサラリーマン時代以上に重要になっています。
そこで手放せないのが、Mac純正のカレンダーアプリ「iCal」です。クライアント毎に色分けをしていて、日頃の備忘録として使っている「スティッキーズ」もこの色分けを使っています。
そしてなにより、この「iCal」と連動できる携帯電話(Softbank705NK)のアプリ「HandyCalendar」が欠かせません。
常にMacと携帯をSyncさせることによって、Macを持ち歩いていないプライベートタイムでも予定の確認ができます。私は昔からガジェットオタクで、スケジュール管理をいかにしてポータブル&デジタルで行うかにこだわってきました。
これもアップルのNewtonへの憧れが始まりですが、Palmの一番最初のモデル「Pilot500」を皮切りにCLIEやPSION、そして初代iPhoneをバンコクで購入してしまうに至りました。しかし、このMacとNokia携帯との連携に敵うものはないという結論に達しています。マカーですがケータイをiPhoneにはできないのです。
吉崎陽介山の利用ソフト・サービス
2008/07/25 11:18
|
吉崎陽介山 レコード会社での洋楽A&Rを皮切りに、TSUTAYA Online、Listen Japanなどのサイト立ち上げに関わり、Yahoo! JAPAN、エキサイトなどを経て2007年秋からフリーランスに。現在力を入れているのは旅行情報サービスの「トラベルノート」。また、前職で担当したエキサイトブログで開設した「champlasonic weblog」で旅先のビールばかり飲んでいることが白日の下にさらされています。 |
|