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某IT企業に勤める「ゆっきぃ」。本連載の聞き手役
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、「セカンドライフで『見る・遊ぶ』を体験する本」を執筆したDr.ジクこと竺振宇さん
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■ Second Lifeでイベントを楽しむ
Dr.ジク:ゆっきぃさん、今日はいつもに比べてテンション低いですね。どうしたんですか?
ゆっきぃ:9月クールのドラマが終わっちゃったんです……。ドラマ好きな私としてはちょっとつまんない。何か面白いことないかなあ。
Dr.ジク:あらあら困りましたね。たまにはバラエティも見てみてはどうですか? そうそう、テレビといえば、Second Life上で収録する番組が今月から地上波で放送されるそうですよ!
ゆっきい:おお、ということは、Second Life内で収録風景を見たり、参加したりできるんですか?
Dr.ジク:まだ詳細はわかりませんが、楽しみですね。
Dr.ジク:ドラマ大好きなゆっきぃさんは、あまりイベントとかには出かけないのですか?
ゆっきぃ:そんなことないですよ! ライブもイベントも大好き。音の洪水を浴びるのが好きなんです。
Dr.ジク:それでは、今回はゆっきぃさんの好きな音楽イベントから紹介していきましょうか。
■ いくつものSIMを使った大規模な音楽イベントも
ゆっきぃ:音楽イベントといえば、以前にもクラブに行きましたよね。Second Lifeでは、音楽イベントって多いのかしら?
Dr.ジク:そうなんです。音楽イベントはSecond Lifeではメジャーです。ゆっきぃさんもSecond Life通になってきましたね。
ゆっきぃ:本当ですかぁ。Dr.ジクに言われるなんて照れちゃいます~。
Dr.ジク:クラブと並んでライブハウスも多いんですよ。「Shimokitazawa」SIMにある「RIZE」もその1つです。
ゆっきぃ:ライブハウスも大好き! 下北沢では屋根裏によく行きます。
Dr.ジク:え? 屋根裏って、家の上にあるものなのでは? なんで下北沢にあるのですか?
ゆっきぃ:やだな~、Dr.ジクったらボケも上手! 「屋根裏」はライブハウスのことですよ。
Dr.ジク:あ、そうなんですか。すみません、リアルな下北沢より、Second Life内の「Shimokitazawa」の方が行った回数が多いもので……。
ゆっきぃ:では、今度はリアルな下北沢にもぜひ遊びに来て下さい! 私、ご案内しますよ~。って、Second Lifeには他にはどんなイベントがあるんですか。
Dr.ジク:野外フェス「Secondfest」というイベントは、9つのSIMを使ったとっても大規模なイベントでした。イベントの最後は、なんと「Pet Shop Boys」が務めたんですよ!」
ゆっきぃ:それはすごい! 私、数年前に台風が直撃して、ずぶ濡れのどぶネズミみたいになって以来、野外フェスには参加していないんだけど、久しぶりにSecond Lifeで野外フェスに復帰してみようかな……。
Dr.ジク:他にも、1カ月前にはシャ乱Qのリーダー、はたけ氏がプロデュースするSecond Lifeの演歌歌手「Uri Kuri」さんの巡業が行なわれました。1日に9か所も巡業したそうで、これだけの回数をこなせるのもSecond Lifeならではですね。
ゆっきぃ:1日に9回やるだけでもすごいのに、9カ所なんてすごい……。
ライブハウスもいいけれど、超大型野外音楽フェスも気持ちいい!
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■ スポーツの秋! スポーツイベントに参加しよう!!
Dr.ジク:そういえば、来週は体育の日ですね。次はスポーツイベントをご紹介しましょうか。
ゆっきぃ:わーい。Second Lifeではスポーツも盛んなのですか?
Dr.ジク:ええ、相撲やフットサルなどから、マラソンのような長い時間をかけるものまでさまざまなスポーツがあります。中には巨大シーソーの片方に自分が乗り、もう片方に重りを落として自分が飛んだ飛距離を競うという、現実には不可能なスポーツもあります。」
ゆっきぃ:そういえばこの間、スキーもしましたよね。マリンスポーツはできるんですか?たとえばヨットとか。
Dr.ジク:もちろん、できますよ。
ゆっきぃ:やったー。私、ヨットは一度やってみたかったんですよ! こんなにいろいろなスポーツができるんだったら、出不精でインドア派な人も、Second Lifeでスポーツの秋を満喫できますね。
Dr.ジク:最近は陸上や柔道など、世界的なリアルのスポーツイベントに連動した企画も実施されたんですよ。
ゆっきぃ:じゃあ、テレビとSecond Lifeと同時にチェックしなくちゃですね。
■ 見ても楽しい! 参加したらなお楽しい! クリエイター向けイベント
Dr.ジク:イベントと言えば、ファッションから小物アイテム、Second Lifeならではのアバターといった、さまざまなジャンルのコンテストが行なわれています。Second Life内のクリエイターの腕を堪能できるので、見に行くだけでも楽しいですよ~。
ゆっきぃ:えー。見てるだけなんてつまらない! 私でも参加できるようなコンテストってないんですか?
Dr.ジク:もちろんありますよ! ゆっきぃさんはSecond Lifeを始めたばかりなので、初心者向けの「ものづくり教室」イベントに参加してみるのはいかがですか?
ゆっきぃ:わーい♪
Dr.ジク:腕に自信がついたら、コンテストにチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
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イベントではさまざまななダンスも。シンクロダンスも練習いらずですぐ楽しい
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■ 川柳や書道、恐い話といった一風変わったイベントも
ゆっきぃ:他にはどんなイベントがあるんですか? なんか珍しいイベント、教えてください。
Dr.ジク:そうですね、「一瞬のひらめきをチャットで句に詠むだけで参加できる川柳大会や、入選すればSecond Life内ショップのマークに採用される書道コンテスト、この夏にはとっておきの怖い話を皆で披露する「ホラーナイト」イベントも開かれました。ホラーナイトではネットラジオで音声も同時中継するなど、よりライブ感を演出した趣向で好評だったようですよ。
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夏には付きものの怪談イベント。ネットラジオとの連動で臨場感たっぷり
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ゆっきぃ:へぇ。いろいろなイベントが行なわれているんですね。
Dr.ジク:変わり種のイベントとしては、自己防衛のためにSecond Lifeの爆弾をあらかじめ体験したり、SIMが「落ちる」瞬間を皆で体験する「SIM落とし」というイベントもありましたよ。なかなか現実では体験できないようなイベントを探してみるのも面白いですね。
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)Second Lifeではなんでもイベントのネタになる。なかなかできないSIM(島)落ち体験ができるイベントも
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■ Second Lifeで合コンも! 自分でイベントを開催してみよう
ゆっきぃ:そういえば、私の周りでSecond Lifeを始めていた友達が、「最初は珍しさもあって楽しかったんだけど、だんだん何をすればいいのかわからなくなった」と言ってSecond Lifeを止めてしまいました。
Dr.ジク:そういう方は確かに多いですね……。でも実は、Second Lifeなどのメタバースでは、イベントを楽しむだけではなく、自分でイベントを企画することもできるんですよ。
ゆっきぃ:建物とか物を作れるのは知っていたけど、そんな仕掛けも可能なんですね!でも、私はイベントって言っても合コンくらいしかしかけたこと無いなあ。
Dr.ジク:「もちろん、合コンだってSecond Lifeでできますよ。
ゆっきぃ:本当ですか! Second Lifeでの合コンって、なんだか合コンの新しいカタチですね。「合コン2.0」って感じ!?
Dr.ジク:Second Lifeなら、ちょっと変わった場所で合コンできますよ。名古屋城のしゃちほこの前で待ち合わせとか。友だち登録をしておけば、その人にメッセージを送ったり、自分のいるところにテレポートしてもらうこともできますから人も集めやすいですよ。
ゆっきぃ:まさに合コンにもぴったりですね!!
■ イベント情報を探すには
ゆっきぃ:Second Lifeではいろいろなイベントがあること、イベントは自分で仕掛けることもできるってことはわかったんですが、最新のイベント情報はどうやって探せばいいですか?
Dr.ジク:Second Life公式サイトの「Community: Event」情報を見ると、世界中のイベント情報がチェックできます。
ゆっきぃ:ええー、私、英語ぜんぜんできないんです……。
Dr.ジク:イベントでのコミュニケーションも考えると、最初は日本で行なわれるイベントがいいでしょう。国内のイベントを探すときにはSecond Lifeの情報サイトや、SNSのイベントコミュニティ、Second Lifeをテーマにしたブログをチェックしていると見つかりますよ!
ゆっきぃ:なるほど! Second Life以外でも情報を集められるんですね。
Dr.ジク:定期的に参加しているイベントだったら、そのイベントサイトをチェックするのもお勧めです。Second Life内で主催者に会ったら、直接感想や今後の予定を聞いてみるのもいいですよ。
ゆっきぃ:イベントの主催者に今後の予定を聞くチャンスがあるなんて、とってもSecond Life的ですね!
Dr.ジク:この秋・冬もクリスマスや年末年始にかけて、さまざまなイベントが繰り広げられるはずです。いち早くチェックして予定を組んではいかがですか?
ゆっきぃ:買ったばっかりのお気に入りの手帳が予定で真っ黒になってしまいそう。よーし、がんばるぞー。
■ URL
Second Life | Community: Event
http://secondlife.com/events/
NaviSL-SNS-
http://sns.navisl.jp/
次回は、Second Life内のセレブ紹介です。お楽しみに!
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Second Lifeについてもっと詳しく知りたい方は、Dr.ジクこと竺振宇さんが執筆した「できるポケット+
セカンドライフで『見る・遊ぶ』を体験する本」もご参考ください。
できるポケット+(プラス)シリーズ できるポケット+
セカンドライフで「見る・遊ぶ」を体験する本
2007/07/03発売 定価:819円(本体 780円+税)
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■ URL
Second Life 日本語版サイト
http://jp.secondlife.com/
できるネット+
http://dekiru.impress.co.jp/
THE SECOND TIMES
http://www.secondtimes.net/
2007/10/01 11:58
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竺 振宇(じく としたか) 上海交通大学船舶海洋工程専攻・横浜国立大学建築専攻工学博士。デジタルハリウッド大学院デジタルコンテンツマネジメント修士。2000年から3次元に特化したシステムの開発に従事。建築、フライトシミュレーション、景観シミュレーション、3次元CADなどのプロジェクトリーダーを務め、幅広い開発者のネットワークを築く。2007年、バーチャルワールドの設計・構築・運営をてがけるジクラボを設立。同年、ngi group執行役および3D利用のインターネットサービスを企画・統括する新会社3Di代表取締役副社長CTOに就任。 |
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