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第5回:まだまだあるぞ! いろんなIM
[2004/03/05]
第4回:MSN Messenger 6.1を使ってみよう(その3)
[2004/03/04]
第3回:MSN Messenger 6.1を使ってみよう(その2)
[2004/03/03]
第2回:MSN Messenger 6.1を使ってみよう(その1)
[2004/03/02]
第1回:インスタントメッセンジャーで何ができる?
[2004/03/01]
無料の便利ツール、インスタントメッセンジャーを使いこなす!

第3回:MSN Messenger 6.1を使ってみよう(その2)


 前回は、MSN Messenger 6.1のインストールからインスタントメッセージの利用までをご紹介した。今回はウィンドウのカスタマイズやファイル送信、ビデオチャット機能などを使ってみる。





こだわり派はウィンドウ、アイコン、絵文字をカスタマイズだ

 MSN Messenger 6.1の[会話]ウィンドウはカスタマイズも可能だ。[背景]からデザインを選んだり、好きな画像に変更できる。[現在の背景を共有]を選択すると、自分が選んだ背景を相手の[会話]ウィンドウに反映することも可能。公式サイトでは背景画像のダウンロードサービスも用意されている。

 また、画面右上の[筆アイコン]をクリックすると、フレームの色を変更できる。さらに、[会話]ウィンドウ左上の上下矢印ボタンをクリックすると、フレームの表示・非表示を切り替えられる。自分好みのウィンドウを作ってみよう。


フレームを非表示、背景色は赤、背景画像に一覧から「ハート」を選んだところ

 自分のアイコンの下にある矢印をクリックするか、[オプション]→[個人設定]→[表示アイコン]の設定を使って、好みの画像を相手の[会話]ウィンドウに表示させることもできる。あらかじめお気に入りの画像をいくつか用意しておいて、会話の途中で臨機応変に変更したりするのも、会話を盛り上げるのに役立つかもしれない。公式サイトには多彩な表示アイコンが用意されているので、それらを活用してもいいだろう。


個性的な表示アイコンによってさらなる自己主張が可能に

 オリジナルの絵文字も作成可能だ。[ツール]→[絵文字の作成]を選択するか、入力ボックスにある絵文字アイコンをクリックし、[オリジナル絵文字]を選択すると、用意した画像を絵文字として登録できる。

 登録した画像は一覧か、ショートカットキーで呼び出せる。ただし、縦横20ピクセル程度に縮小されてしまうので、オリジナル絵文字を作りたい方はサイズに注意しよう。また [ツール]→[オプション]→[メッセージ]を開き、「インスタント メッセージにオリジナル絵文字を表示する」のチェックをお忘れなく。


オリジナル絵文字の作成はドット絵職人の出番かもしれない


URL
  背景画像ダウンロード
  http://www.special-msn.com/messenger/dl/bg01.htm
  アイコンダウンロード
  http://messenger.msn.co.jp/Resource/Tiles.aspx




会話しながらリアルタイムに「ファイルの送信」

 メールにファイルを添付して送信することも多いだろうが、メールボックスに上限がある場合や、1通のメールのファイルサイズに上限が設定されている場合、容量の大きいファイルを送信できない場合がある。そんなときに便利なのが「ファイルの送信」機能だ。

 送信するときには、送信したいファイルを[会話]ウィンドウにドラッグ&ドロップするか、[会話]ウィンドウの「ファイルの送信」アイコンをクリック、ファイルを指定する。受信側ではファイルを受け取るかどうかの確認メッセージが表示されるので、[承諾]または[名前を付けて保存]を選択する。受信の状況は送信側・受信側の双方に表示され、受信が完了すると、ファイルの保存先がウィンドウに表示される。


転送の経過もわかるのだ

みんなでワイワイするなら「招待」しよう

 メンバ リストも充実し、インスタント メッセージのやりとりも活発になってくると、同時に複数のメンバから呼びかけられて嬉しい悲鳴!? なんてこともあるかもしれない。もし、メッセンジャーの相手先がお互いに知り合いだったら、1つの [会話]ウィンドウ内で複数のユーザーとメッセージのやりとりができる。

 今メッセージをやりとりしている相手のほかに招待したい相手がいたら、[会話]ウィンドウ左上の[招待]をクリック。メンバを選択して[OK]をクリックする。相手が承諾してくれれば招待完了だ。なお、1つの[会話]ウィンドウには最大14名まで招待できる。


グループでも [会話]ウィンドウ にそれぞれの表示アイコンが登場する




なにはさておきWebカメラの準備を

 MSN Messenger 6.1では、ビデオチャット機能「Webcam」も搭載されている。Webcamとは、自分のPCにWebカメラを接続、お互いの映像を送受信できる機能だ。今回筆者が利用したWebカメラは、マイクを内蔵したロジクールの「Qcam Pro 4000」のホワイトバージョン。自由に曲がるフレックスクリップを使い、18インチモニタに固定して使用した。白くて丸くてなかなかキュートなカメラなのだ。


Qcam Pro 4000のセット。なかなかおしゃれ モニタに設置してみた。フレックスクリップのおかげでモニタの厚さに関わらず固定できる




Webカメラを接続・設定する

 まずは自分のPCにWebカメラを接続する。Webカメラにマイクがついていない場合は、必要に応じてヘッドセット等を用意するといいだろう。それぞれの接続がすんだら[ツール]→[オーディオとビデオのチューニングウィザード]を使って、使用するカメラやマイクを正しく選択・チューニングしておく。音声が通らないという場合は、設定上接続したマイクが選択されていない場合があるので、忘れずに確認しておこう。
 
 Webカメラの映像調整は [ツール]→[Web カメラの設定]で行なう。[詳細設定]を使えばホワイトバランスの調整などさらに細かい設定も可能だ。


チューニングを忘れずに Webカメラの映像も調整しよう




Webcam+音声チャット

 自分の映像を相手に送るには、メイン ウィンドウで[操作]→[自分の Webcam を送信]を選択し、オンラインのメンバから見せたい相手を選ぶ。[会話]ウィンドウが開いているときは、ウィンドウ上部の Webcamアイコンをクリックすればよい。

 相手側では [会話]ウィンドウが開き、Webcamに招待されたことがメッセージとして表示されるので、[承諾]をクリックする。相手側にもWebカメラが接続されていれば、同様の手順で映像を送信すると双方の映像が見られる。もし相手がカメラを持っていない場合でも、自分の映像だけを送信することは可能だ。
 
 [会話]ウィンドウに表示された映像のサイズは3段階で変更可能。自分の映像または相手の映像の右下にある矢印をクリックするとWebcamに関するメニューが表示されるので、[サイズ]を選択して変更しよう。


編集部と映像を送信しあってみた。どちらもサイズが「大」の状態

 Webcamはあくまで動画のみ送信する機能のため、音声チャットを利用したい時は、さらにメイン ウィンドウの[操作]→[音声チャットの開始]を選択するか、[会話]ウィンドウの音声チャットアイコンをクリックする。Webカメラのときと同様に相手の[会話]ウィンドウに許可を求めるメッセージが送られるので、[承諾]してもらえばよい。

 なお、Webカメラの映像の場合はお互いに送信・承諾しあう必要があるが、音声の場合はどちらか一方が招待すればお互いにやり取りできる。試験的に筆者宅と編集部をWebcamと音声チャットでつないでみたが(ともにBフレッツ環境)、ストレスのないテレビ電話状態が実現できた。


編集部スタッフのみなさんが乱入。Webカメラで2つのサークル間を中継するなんて楽しみ方もできるだろう

 なお、メイン ウィンドウまたは[会話]ウィンドウの[操作]を開くと[ビデオ チャットの開始]という項目がある。この機能を使えば1クリックでWebcam+音声チャットと同等の機能を実現できるが、Windows XP同士に限られているので要注意だ。Windows XP以外のOSを利用している人と映像・音声の送受信をしたい場合はWebcam+音声チャットを使おう。


サイズを最大にしたビデオ チャットの状態。Webcamと比べて画質はやや粗いが、映像、音声ともに問題なくやりとりできる。XP同士なら便利な機能




 今回はファイル送信やビデオチャット機能についてご紹介した。次回はホワイトボードやファイル共有といった機能を使ってみよう。


関連情報

URL
  MSN Messenger
  http://messenger.msn.co.jp

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第2回:MSN Messenger 6.1を使ってみよう(その1)

2004/03/03 14:56

すずまり
モニタ上の世界と触感のある世界の共存を目指し、WEBデザインとライターとハンドメイドアクセサリーつくりをしている申年。お気楽文章が得意で、多機能で便利なものならなんでも大好き。見て・読んで・使ってHAPPYな世界を目指しつつ、日夜精進中。
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