今回発表したRFトランシーバは、京都で開催されたシンポジウム「2005 Symposia of VLSI Technology and Circuits」において、技術論文として発表されたもの。最大100MHzのアナログ・ベースバンドのバンド幅を持ち、IEEE 802.11a/b/gに加えて規格策定中であるIEEE 802.11nにも対応可能とし、100Mbps以上の高速伝送が期待できるという。また、従来のRFトランシーバと比較して、送受信回路と増幅回路を1つのパッケージに集約することで、デバイスにスマートアンテナシステムと、シングルデバイスのリコンフィグレーション可能なCMOSトランシーバを搭載し、無線の電力効率の向上と、機器の小型化、低コスト化が可能だという。