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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
インテル、CMOSプロセスで開発できる11n対応のRFトランシーバを開発

インテルが開発したRFトランシーバ
 インテルは、IEEE 802.11nにも対応可能なダイレクトコンバージョン方式のデュアルバンドRFトランシーバをCMOSプロセスを利用して開発することに成功したと発表した。

 今回発表したRFトランシーバは、京都で開催されたシンポジウム「2005 Symposia of VLSI Technology and Circuits」において、技術論文として発表されたもの。最大100MHzのアナログ・ベースバンドのバンド幅を持ち、IEEE 802.11a/b/gに加えて規格策定中であるIEEE 802.11nにも対応可能とし、100Mbps以上の高速伝送が期待できるという。また、従来のRFトランシーバと比較して、送受信回路と増幅回路を1つのパッケージに集約することで、デバイスにスマートアンテナシステムと、シングルデバイスのリコンフィグレーション可能なCMOSトランシーバを搭載し、無線の電力効率の向上と、機器の小型化、低コスト化が可能だという。

 開発に当たってはCPUやチップセットなどの製造に使用される標準的なCMOSプロセスを利用。製造は90nmプロセスルールで行なうことが可能で、製造コストの低減や量産ができるほか、動作電圧を1.4Vに抑えられるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2005/050620.htm

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(大久保有規彦)
2005/06/20 17:11
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