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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
セガ、魔法と機械が入り交じる種族間闘争を描いたMMORPG「RF online」

RF online
 セガは、MMORPG「RF online」の日本国内向けクローズドベータテストを7月5日より開始。6月21日より、参加募集を受け付けている。クローズドベータテストは無料で参加できる。

 RF onlineは、韓国CCR社が開発と運営を行なっているMMORPGで、韓国国内では2004年8月からクローズドベータテストを、2004年12月から正式サービスを開始している。ゲームは、ノバスと呼ばれる惑星を舞台に、3種類の種族が資源を発掘できる「鉱山」の覇権を巡り争うというもの。既存のMMORPGで多く見られる中世ファンタジーを元にした世界観に、機械や銃器などが登場するスチームパンクの要素を含めた独自の世界観を持つタイトルだ。



RF onlineの世界観を描いたキービジュアル


 ゲームに登場する種族は、「フォース」と呼ばれる魔法の利用に優れているほか、精霊「アニムス」を召喚できる種族「神聖同盟コラ」。人間に近く、非力だが武器や魔法を扱えるほか「機甲装備」と呼ばれるロボットを利用できる種族「ベラート連盟」。魔法は使えないが、遠距離攻撃が得意で攻撃力が高い「ランチャー」を利用できる種族「アクレシア帝国」の3種類。プレーヤーは、3種族の中から1つの種族に所属し、自らの種族が所有する鉱山を拡大する目的を持つ。

 所属する種族が所有する鉱山ではアイテムの採掘が可能で、採掘したアイテムは武器の強化や別アイテムの材料として利用できる。他種族が所有する鉱山やどの種族も所有していない鉱山では採掘が不可能で、「ホーリーストーンキーパー」と呼ばれるボスキャラクターが襲撃してくる。このホーリーストーンキーパーを倒すことで鉱山の制御装置が入手可能となり、制御装置を入手した所属が鉱山を所有できる。


「神聖同盟コラ」のキャラクター 「ベラート連盟」のキャラクター 「アクレシア帝国」のキャラクター

コラのキャラクターは、精霊「アニムス」を召喚して戦闘に参加させることができる ベラートは、ロボット「機甲装備」に乗り込むことで戦闘能力を大幅に向上できる。しかし、莫大な資金も必要となる アクレシアは、自身を武器と一体化させ、強力なランチャーをより強化することができる。

ベラートは、生身で戦闘に加わることも可能だ 鉱山の制御装置を守る「ホーリーストーンキーパー」。いずれも強大なボスキャラだという ボスキャラの1つ「プリンセス」

 システム面では、他種族のプレーヤーと会話をした場合に文字が読み取れないなど、他種族間とのコミュニケーションを行なえない仕様となっており、これによって同種族のプレーヤーでのコミュニティ性が向上し、作戦性の向上を図ることが可能だという。また、ゲーム内の通貨では3種族が独自の通貨を持つほか、3種族共通の通貨「ゴールド」が設定されており、各種族の勢力やプレーヤーの貢献度によって、ゴールドと各種族の通貨の両替レートが変化する。このほか、各種族ごとに職業やスキルが用意され、ユーザーが任意に選択できる。

 RF onlineは、Windows XP/2000に対応するほか、動作環境は、CPUがPentium III 1GHz以上、メモリが256MB以上、HDDが3GB以上、ビデオカードがGeForce 3以上を推奨する。RF online総合プロデューサーの染谷光廣氏によると「ポリゴンの数を調整したことで低スペックのパソコンでも快適にプレイできる環境を用意できた」「3Dグラフィックスはポリゴン数を減らしているが、普通にプレイする分にはキャラクターをスムーズに動作させる描写レベルを確保できた」とのことだ。

 クローズドベータテストは、7月5日から7月24日まで実施する予定で、参加申し込みを6月21日から28日まで公式Webサイトにて受け付ける。テスト参加者数は8,000人を予定している。なお、参加登録に当たっては、ポータルサイト「SEGA link(セガリンク)」のIDが必要となる。クローズドベータテスト終了後は、2005年夏からオープンベータテストを、2005年秋からは正式サービス開始を予定。正式サービスは、月額課金の有料サービスとなる見込みだ。また、課金方式はSEGA linkの課金方式に則る形態を予定しており、クレジットカードとNET CASHに対応する。

 RF onlineの日本におけるサービス提供について、セガCS統括本部ネットワーク戦略事業部副事業部長の森下英昭氏は「SEGA linkは、多くのユーザーが共感できるようなサービスだが、RF onlineは本格的なMMORPGの王道を行く作品」と位置付け、「RF onlineを通して新しい挑戦をし、世間に問いかけていける自信がある」と意気込みを見せた。また、「ユーザーが快適にプレイできるためには、運用が非常に大事であると考える」と述べ、運営面やサポートにおいても注力する意向を示した。


他種族のプレーヤーと会話した場合でも文字が読めなくなるなど、コミュニケーションができない RF onlineが実装するコミュニティ機能 RF onlineの運営体制

セガCS統括本部ネットワーク戦略事業部副事業部長の森下英昭氏 RF online総合プロデューサーの染谷光廣氏

関連情報

URL
  RF online 公式Webサイト
  http://rfonline.jp/

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(大久保有規彦)
2005/06/21 19:54
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