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【 2009/12/25 】 【 2009/12/24 】 |
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| SEOコンテスト優勝者のアニール・ダッシュ氏が語るブログの魅力 | ||||||||
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「Movable Type 3.2」日本語版のリリースに合わせて、米Six Apartのバイスプレジデントを務めるアニール・ダッシュ氏が初来日した。SEOコンテストの優勝者としても知られるダッシュ氏が、SEOに対する自身の考えやブログの魅力について語った。 ■ SEOで重要なのは正しいリンクと友好的なコミュニティ
自身のブログも1999年と早くから開設しており、Six Apartの肩書き以外にブロガーとしても高い知名度を持つダッシュ氏。また、2004年に開催されたSEOコンテストに優勝した人物としても知られている。 このSEOコンテストは、コンテスト開始前にはGoogleで検索してもヒットしない架空のキーワードを設定し、1カ月後にそのキーワードで検索した時のランキングを競うというもの。オーストラリアの企業が開催したこのコンテストには、世界各地から多くのユーザーが参加したという。 ダッシュ氏はSEOコンテストを振り返り、「多くのユーザーはトリック的なリンクを使ってページランクを向上させようとしたが、Googleは正しく張られたリンクの方を好む」とコメント。「SEOの目的とは、Googleの検索結果で1位になること、そのためにはWebページの頻繁なアップデートのほかに、サイトのページ構成も重要だ」と指摘した。 コンテストの期間中、ダッシュ氏はたった1つのエントリーだけを自分のブログに投稿。そのエントリーには、自分のブログへリンクを張ってもらえるよう要望が書かれており、エントリーを読んだ多くのユーザーがダッシュ氏のブログにリンクを張ったことで、たった3日でランキングの1位に登場したという。 とはいえ、単にブログでリンクを頼むだけでは、コンテストで優勝するほどにSEO効果を高めることは難しい。小手先の技術よりも正しいリンクの数を増やす。そのためには常日頃から自身のブログのクオリティを高め、読者との友好的なコミュニティを築いていくことこそが何よりも重要であり、ダッシュ氏が今までに築いてきたコミュニティが、結果としてダッシュ氏をSEOコンテストで優勝に導いた。 ■ ブログはコミュニケーションツールとして習慣化 SEO効果の高さ以外に、ブログはよいコミュニティを形成するためのツールでもあるとダッシュ氏は語る。「Six Apartも、ユーザーとのコミュニティを大事にすることで成長してきた」。Six Apartでは、ユーザーや企業向けのPRブログのほかに社内でもブログを導入。個人が日報のようなスタイルで情報を発信するブログと並行して、業務プロジェクトごとのブログも開設し、社員同士のコミュニケーションが図られている。ダッシュ氏は「ブログでのコミュニケーションに慣れてしまい、今では習慣になっている」とコメント。米国では大手銀行が社内ブログを導入し、日本の支店とのやり取りもブログで行なわれるほどにブログでのコミュニケーションが活発に進んでいるという事例を紹介した。 Six Apartではブログと並行してWikiも導入しているが、ダッシュ氏は「ブログはコメントやトラックバックのようにユーザー間の会話があり、それをオーナーが管理するスタイル。Wikiはグループで共有するツールで、会話的なやり取りはない」との違いを説明。両者は正反対な性格を持ち、それゆえにお互いが補完関係にあるツールだとの考えを示した。 日米におけるブログ利用の違いについては「PR的な使われ方は同じだが、社内ブログについては違いが見られるのでは」という。日本ではプロジェクトやグループごとに社内ブログが使われるのに対し、米国では社員に対してのPR媒体としても使われており、General Motorsの副会長が社員に対してメッセージを発するためのツールとして採用しているとの事例を紹介した。 一方で、日本における法人ブログの普及は非常に早く、日本から学ぶことも多いという。「日本の良いところをアメリカに持ち帰って反映できる、それこそが我々のようなグローバルカンパニーの強みだろう」と語ったダッシュ氏は、日本での今後のブログ展開に大きな期待を示した。
■ ＵＲＬ Anil Dash（アニール・ダッシュ氏のブログ） http://www.dashes.com/anil/ ■ 関連記事 ・ Movable Type 3.2日本語版が正式リリース。スパム対策を中心に機能拡充 （甲斐祐樹） 2005/09/29 19:46 |
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