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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
FM東京を中心にメガコンソーシアムでネット放送局を開始

iiVチャンネル

iiVチャンネル
 FM東京、ティーエフエム・インタラクティブ(TFMi)、およびNECは18日、20~30代のブロードバンドユーザーを対象にしたインターネット放送局「iiVチャンネル」を開始した。配信インフラとして、BIGLOBE、DION、T-com、ODN、Panasonic hi-hoのメガコンソーシアム参加ISPが協力する。

 「iiVチャンネル」では、TFMiが企画制作するコンテンツを1000万ユーザーを対象に24時間ライブストリームを中心に配信する。主なコンテンツとしては、FM東京でオンエアされているカウントダウン番組やスペイン坂スタジオの映像、有楽町スタジオXEBECからの音楽番組などのほか、MX-TVと連動したニュース、石原東京都知事会見など。米国でエンターテイメント情報を配信しているFMiTV提供の最新映画情報なども提供される予定だ。オンデマンド番組も一部用意されているが、今後のコンテンツの蓄積状況に応じて準備されるという。

 サービス開始当初は、広告モデルで運用し、コンテンツ視聴料金は基本的には無料。ライブ中継などの高付加価値なコンテンツに関しては、課金番組となる可能性もある。この場合、当面は各ISPの課金システムを利用する予定だが、将来的にはメガコンソーシアム共通の課金インフラを構築するという。TFMiの池田実代表取締役社長は、「優良なコンテンツのさわりの部分を無料で配信し、本放送で課金を行なうといったインフォマーシャル的な番組の配信も考えている」と語った。

 FM東京の後藤亘代表取締役社長は、「ブロードバンドがメディアとして存続できるかは、これからにかかっている。現在のコンテンツは、自分で引っ張り出して見るものが多いが、放送と名乗るからにはPCを立ち上げればそこにあるような形を目指したい。しかも、やるからには1000万人規模を目指す」とコメントした。また、NECの芳山憲治執行役員常務は、「今日では、TVを見ながらインターネットを利用するといった“ながら”利用が浸透している。液晶画面というものの登場が、TVとインターネットの境界を曖昧にしたからだ。ブロードバンドのメディアの価値を高めるために、TVやラジオのコンテンツをそのまま流し込んで、一層曖昧にしていくべきだ」と語った。


関連情報

URL
  iiVチャンネル
  http://www.iiv.ne.jp/


(岡田大助)
2002/11/18 19:10
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