スクウェア・エニックスの「ダージュオブケルベロス」にGacktが登場

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スクウェア・エニックスの「ダージュオブケルベロス」にGacktが登場

スクウェア・エニックス関係者とのフォトセッションの模様。左より、コーポレートエグゼクティブの橋本真司氏、キャラクターデザイナーの野村哲也氏、Gackt、プロデューサーの北瀬佳範氏、代表取締役社長の和田洋一氏

　スクウェア・エニックスは3日、2006年1月26日発売のPS2用ソフト「ダージュオブケルベロス -ファイナルファンタジー VII-」のテーマソングに、歌手のGacktを起用すると発表した。ゲーム内のキャラクターとしてもGacktが登場するという。

　ダージュオブケルベロス（以下DC）は、スクウェア・エニックスが2006年1月26日に発売を予定しているプレイステーション 2用ゲームソフト。1997年に発売され、今も人気を集めるRPG「ファイナルファンタジー VII」（以下FF VII）の世界観・キャラクターを継承する作品群「コンピレーションオブファイナルファンタジー VII」の第3弾としてリリースされる。価格は8,190円。

　DCは、3D視点による銃撃戦・アクションが中心のゲーム。スクウェア・エニックスでは“ガンアクションRPG”と称しており、ストーリー性を重視しているのが特徴という。またマルチプレイヤーモードにも対応。PlayStation BB Unitやインターネット環境を別途用意することで、オンライン対戦などが楽しめる。

　今回のコラボレーションでは、Gacktがテーマソング「REDEMPTION」、挿入歌「LONGING」の2曲を新たに書き下ろして提供。Gackt自身もゲーム内に新キャラクターとして登場する。役者の動きをゲーム内で再現するモーションキャプチャーではなく、衣装を着たGacktの姿を実写で取り込んだ形で出演するという。


スクリーンショット	スクリーンショット

■ GacktとFF VIIの世界観を融合

Gacktが発表会に登場

　3日に行なわれた記者発表会には、Gacktが出席。「楽曲提供だけでなく、ゲームへの出演というコラボレーションを実現させてくれたスタッフに感謝したい」とコメントした後、「自分自身の世界観とFFの世界観がうまく融合した」とコラボレーションの感想を語った。

　楽曲にはGacktの意向が強く働いている。「（コラボレーションに先立って）FF VIIの世界観の説明を受けたが、楽曲に関してはすべて任せてもらうというスタンスで制作を開始した」と話し、FF VIIの世界観に合わせて楽曲を制作するのではなく、あくまでも自身のアーティストとしての世界観を表現することに努めたという。さらに「当初はバラードとしての方向性を模索したが、途中で『なにか違う』と感じ、現在の（ハードロック調の）形にした」と背景を解説した。

　またゲーム中で着用している衣装は、DCのキャラクターデザイナーである野村哲也氏がデザインした。Gacktも「僕のイメージを、野村君がうまく表現してくれた」とし、世界観の融合に大いに貢献したと話している。この衣装はGacktが現在展開している全国ライブツアーの中でも舞台衣装として実際に披露されるという。

　撮影については「同じシーンを繰り返し撮影するなど、最終的に完成するのか疑問に思えるほどの時間と手間をかけている」と自信を見せたGackt。最後には「アーティストの世界観とゲーム制作者の世界観が見事に融合している。皆が命をかけて作った作品。是非楽しんで」と、ファンへのメッセージを寄せた。


全国ツアーの合間をぬって記者会見に参加したGackt	ゲーム中で使われる衣装。全国ツアーのコスチュームとしても利用されるという


撮影時のメイキングシーン	世界観について熱く語った

■ ストーリー性を重視したガンアクション。オンライン対戦にも対応

スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏

　記者発表会にはスクウェア・エニックス側の関係者も登場。主催者挨拶で登壇したスクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏は「ファンからの『ゲームとしてのFF VIIを楽しみたい』という声に応えた大自信作だ」とアピールした。

　プロデューサーを務める北瀬佳範氏は「FF VIIは、3Dによる制作を試みた初めての作品で、開発者にとっても思い出深い。いつかは続編を、シナリオの続きを描きたかった」と作品への強い思い入れを説明した。

　北瀬氏は作品の仕上がりについて「ガンアクションRPGと銘打つように、ガンアクションゲームに、RPGが持つストーリー性を融合させた。アクションになじみの薄い人でも、違和感なく楽しめる」と解説。「FF VIIを一部継承するゲームシステムやマルチプレイヤーモードなど、短い時間ではとても語り尽くせないゲーム。注目点をただ一つ挙げるとするならば『ストーリー性の高さ』だ。是非ここに注目してもらえれば」と語った。


ダージュオブケルベロスのプロデューサーを務める北瀬佳範氏	コスチュームデザインを担当した野村哲也氏

■ ＵＲＬ
　ダージュオブケルベロス -ファイナルファンタジー VII-
　 http://www.square-enix.co.jp/dcff7/
　ダージュオブケルベロス -ファイナルファンタジー VII- マルチプレイヤーモード公式サイト
　 http://www.playonline.com/dcff7/
　スクウェア・エニックス
　 http://www.square-enix.com/jp/index_f2.html

（森田秀一）
2005/11/04 11:19

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