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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
イー・アクセス中間決算、ADSLの四半期純増が0.3万件と伸びが鈍化

 イー・アクセスは8日、2006年3月期中間決算の概要を公開した。2005年4月1日から9月30日までの連結経営成績は、売上高が303億5,100万円、営業利益が39億5,400万円、経常利益が30億7,700万円。ADSLの加入者数は2005年9月末で187万件で、ISP「AOL」の会員数は28.9万件。

 ADSLおよびISP事業は、高速の50Mbpsサービスと割安料金の1Mbpsサービスを主軸に展開し、KDDIの直収電話「KDDIメタルプラス」向けADSLにより、固定電話のユーザーもターゲットとして拡大。同時にユーザーの解約抑止施策を強化することで顧客維持を図ったが、ADSL会員数の四半期純増は0.3万件と伸びが鈍化している。また、AOLに関しては前四半期に続いて1.1万件の純減となった。

 イー・アクセスでは「ADSL加入者数の伸びが従来ほどではなかったものの、コスト削減などにより利益は順調に増加した」と説明。今後も直収電話向けADSLの販売促進や解約抑止による既存顧客の維持、コスト削減によって利益体質の維持・強化を図っていくという。

 子会社のイー・モバイルを通じて参入を目指す携帯電話事業に関しては、実証実験や研究開発が主な目的のために売上高はなく、営業費用は8億1,600万円、営業損失は8億1,600万円となった。イー・アクセスでは9月に申請した事業免許の認可が得られ次第、基地局設置やシステム構築、端末の開発など、モバイル事業のサービス開始に向けた準備を積極的に行なっていく方針だ。


関連情報

URL
  平成18年3月期中間決算短信(連結)
  http://www.eaccess.net/press_img/3152_pdf.pdf

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(甲斐祐樹)
2005/11/08 17:07
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