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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
KDDI、東京電力の光ファイバを採用したFTTH新サービス

 KDDIは、東京電力の光ファイバを利用して2005年度内のサービス提供を予定するFTTHサービスに先立ち、月額料金を最大12カ月間割り引くキャンペーンを11月28日から開始する。

 この新サービスは、すでにKDDIが提供している「KDDI光プラス」がNTTの光ファイバを採用しているのに対して、先日提携が発表された東京電力の光ファイバを利用する点が異なるが、サービスの基本形態はほぼ同一。GE-PON技術を採用して1Gbpsの光ファイバ回線を32分岐し、それぞれの宅内では最大100Mbpsで接続できる。

 サービスはインターネット接続のほか、映像配信サービスとIP電話サービスがオプションで用意されている。インターネット接続のISPはKDDIが運営するDIONで、IP電話は0AB~J番号が利用できるほか、月額157円を追加して支払うことで050番号も利用できる。

 料金はKDDI光プラスと同額に設定され、インターネット接続のみが月額6,720円、電話とTVの3サービスをすべて申し込んだ場合は月額9,765円。このほか初期費用として31,500円と登録費用3,150円が必要になる。

 サービス開始当初は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県でサービスを開始し、対象世帯数は300万世帯。エリアは順次拡大する予定で、東京電力のFTTHサービス「TEPCOひかり」と同程度まで拡充する予定だという。

 11月28日から開始するキャンペーンでは、2006年1月末までにこの新サービスを申し込んだユーザーを対象に初期費用と登録料を無料とするほか、月額料金を最大12カ月間に渡って1,050円割り引く。今回のサービスは戸建ておよび3階までの集合住宅各戸向けのサービスだが、KDDIと東京電力では2005年度中をめどに両社のインフラを統合したサービスを本格展開し、集合住宅向けプランなどメニューも拡充していく予定だ。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/1124/index.html

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(甲斐祐樹)
2005/11/24 15:00
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